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ご教授くださいとご教示くださいの違いと正しい使い方は?目上の人にはどっち?

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ビジネスシーンにおいて、見かけることのある言葉に、「ご教授」「ご教示」という言葉があります。

似たような言葉ですが、この二つの言葉の意味には違いがあります。

ここでは、「ご教授ください。」「ご教示ください。」それぞれの意味の違いについて説明します。

ご教授くださいとご教示くださいの違いは?

まず、「ご教授ください。」について説明します。

これは、「教+授」=「教える(おしえる)+授ける(さずける)」という言葉の組み合わせなので、学問や技術等の専門的な事柄について教え授けるという意味があります。

つまり、自分の知識として身につけるために教えを請うということになります。

一方の、「ご教示ください。」は、どのような意味かというと、「教+示」=「教える(おしえる)+示す(しめす)」という言葉の組み合わせなので、教えること、伝えること、という意味があります。

つまり、相手が知っている程度の情報を教えて欲しい場合に使う言葉ということになります。

この二つの言葉の違いを表現する方法として、よく使用されるのが、英語の「teach」と「tell」の違いです。

「teach」は教えること、「tell」は伝えることを意味しますので、それぞれが「ご教授」「ご教示」の意味につながります。

日本語では、漢字の持つ意味によって言葉が使い分けられますが、英語では単語の意味により使い分けがなされるため、この二つの言葉について、より直感的に意味の違いを理解できるかと思います。

ご教授くださいの正しい使い方は?

では、「ご教授ください。」という言葉を正しく使うためには、どのようにすると良いのでしょうか。

前述したように、「ご教授」という言葉は、専門的な知識や技術の教えを請うときに使うものです。

そのため、ご自身が得たいと思っている情報が専門的な事柄であって、専門的知識に長けた人に対して使うものであり、教えを請うために使用します。

ビジネスシーンでは、ほとんどの場合、「ご教示ください」で済む内容であるかと思います。

ビジネスシーンにおいては、簡単な情報を開示してもらいたい、広く情報を収集したい、先方のスケジュールを確認したい、一般的な方法や知識について教えて欲しい、というときがあるかと思いますが、これらいずれの場合も適切なのは「ご教示ください。」という言葉を使うことです。

「ご教授ください。」は、相手の知恵・知識を頼りにして、それを授けてもらうときに使うため、専門的事柄を体系的に理解したいときに使用しましょう。

ご自身が、その事柄についての知識をまったく持ち合わせていないときなどに使うことが適切な使い方です。

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ご教授くださいは目上の人に使ってもいいの?

「ご教授ください。」は、知りたい事柄について、専門的知識に長けた人に教えを請うときに使用します。

そのため、相手が目上かそうでないかにとらわれず、教えを請う相手に対して使用するようにしましょう。

人に教えを請う場合には、相手を敬い、謙虚な姿勢が望ましいからです。

もちろん、目上に人に対して使用して失礼にあたるものではないですが、「ご教授ください。」と「ご教示ください。」の意味を知らずに使ってしまっては、失礼に当たるかどうかというよりも、言葉を良く知らない人だ、と思われてしまいます。

「ご教授ください。」という言葉を、目上の人に対して使用して失礼にあたる場合は、例えば、メールでの使用です。

メールで済むような内容であるならば、「ご教授」レベルの内容ではない可能性があり、それほど知識を習得したい、と考えるならば、直接お伺いするほうが丁寧かと思います。

「ご教授」を使用するならば、打ち合わせ等の事前連絡やアポイントメントのときに、「○○の事柄について、○○にお伺いした際にご教授賜りたくお願い申し上げます。」等で使用するのがよいでしょう。

まとめ

ビジネスシーンでは、ほとんどが「ご教示」で事足ります。

「ご教授」は、相手の知恵・知識に頼り、専門的知識・考え方を習得したいときに使用しましょう。

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