ご家庭で犬を飼ってらっしゃる方、耳がくさいと感じたことはありませんか?
愛犬の耳のにおいが気になるとき、もしかするとそれは病気かもしれません。
大切な家族であるワンちゃんが病気だと心配ですよね。
そこで、今回は犬の耳の臭いにおいについてお話してまいります。
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犬の耳が臭い病気はどんなものがあるの?
ワンちゃんの耳が臭いと感じるようになったとき、そして併せて耳の見た目やワンちゃんのようすが変だと思うとき、それはもしかすると病気かもしれません。
一番多いと言われているのは外耳炎です。
臭いにおいがきつくなり、黒もしくは赤褐色、または赤茶色のベトベト耳垢が出てきて、除去してもすぐに出てくる場合は、その病気が該当すると言えるでしょう。
外耳炎の中でも、マラセチアや耳疥癬と種類もあり、動物病院での治療が必要となる病気です。
マラセチアに関しては、8割は外耳炎の原因であると言われるほどポピュラーで、犬の抵抗力が落ちたりしたときに、犬の身体の中に存在していた真菌やカビが繁殖し、外耳炎につながるのです。
発酵したような酸っぱいにおいが特徴的で、垂れ耳、アレルギー体質、脂っぽい体質のワンちゃんはどうしても外耳炎になりやすく、再発の可能性も高いと言われています。
普段からケアしてあげることが大切ですね。
耳疥癬に関しては、犬や猫などの動物に繁殖すると言われているミミヒセンダニというダニが外耳道の炎症を起こすことで起きる病気です。
黒い耳垢が多く出て、かゆみも発症し、よく耳ダニとも言われています。
その黒い耳垢にはダニの卵が含まれているため、1匹だけでなく複数の犬を飼っている場合は必ず感染してしまうと言っていいほど感染力が強いです。
家庭内だけでなく、散歩先で出会った他のワンちゃんからうつることもよくあると言われるほど。
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他には、異物が耳に混入してしまうことや、耳血腫といって耳の軟骨と皮膚の間に血が溜まってしまうことも原因としてあげられます。
どの病気も早期に発見し、早期に治療することが重要ですね。
犬の耳の治療の仕方は?
耳がくさい原因が病気だとわかったところで、どのように治療を進めればいいのでしょうか。
真菌や細菌が原因のときは、まずは殺菌をします。
どの菌が原因になっているかをつきとめ、それに対する抗菌薬や抗真菌薬を投与していきます。
耳ダニが原因のときは、まず耳をきれいに洗浄して抗ダニ薬を塗り、そのあと殺疥癬の効果が期待されている薬を服用します。
アトピー性皮膚炎や接触性アレルギーなどアレルゲンが原因だと考えられるときは、その原因になっているアレルゲンを除去してあげてください。
ホコリなどであれば部屋をきれいにしたり空気清浄したりと、お部屋の環境を整えてあげましょう。
耳内に異物が混入し炎症を起こしてしまっているときは、その異物を取り除いてあげてください。
耳垢や植物の種など取り除けるものはきれいにしてあげてください。
ただ、ポリープや耳血腫となるとご自宅で除去することは難しいので、専門の病院へ行きましょう。
手術となる可能性もあります。
犬の耳を普段からケアする方法は?
病気にいち早く気づいて病院へ連れて行き治療を進める、ということが大切となりますが、普段からケアしてあげることも重要視されています。
主な方法としては、ペット用の綿棒やシートタイプの掃除グッズがありますので、それを用いて耳掃除をしたり指で耳の中、耳の周囲をふき取ってあげましょう。
さまざまな方法で耳掃除はできますが、それぞれのご家庭のワンちゃんに適したケア方法を選んで処置してあげましょうね。
動物病院の先生や専門のペットサロンの方に耳掃除の方法を聞いてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
ワンちゃんの気になるにおい、それは病気かもしれません。
痒がるようすなど見極めて病院へ連れて行ってあげたり、適当な処置をしてあげたりしましょうね。
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