小学校高学年の夏休み、自由研究などで何か工作を、と考える人も多いことと思います。
手軽にできる工作から手の込んだものまで、出来ることは沢山ありますが、どうしようか悩んでしまいますよね。
ここでは、貯金箱の作り方について紹介します。
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くるくる回る貯金箱はどうやって作るの?
ここでは、牛乳パックと6Pチーズのふたを使った「風車つき貯金箱」の作り方を紹介します。
材料は、1L牛乳パック2個、6Pチーズのふた2個、竹串2本、ストロー1本、クリアファイル1枚です。
まず、1つの牛乳パックの屋根部分にコインを入れる穴を開け、その反対側の本体側面を、仕掛けを入れ込むために切り取ります。
次に、仕掛けとしてコインが落ちるときに回る風車を2つ作りますので、牛乳パック本体側面(切り取った側面の両脇)に竹串を貫通させるための穴を少し大きめに開けます。
残りの牛乳パックでは、貯金箱の仕掛けとして、コインを受けるための十字の形を2つ作ります。
4枚のパーツを切り取って、竹串を中心に十字を作るイメージで、固定するためにホチキスなどを利用します。
ここまでが貯金箱の中の仕掛けです。
外で回るのは、6Pチーズのふたになりますが、6Pチーズのふたの中心に竹串を通すための穴をあけ、貯金箱本体の牛乳パックの中に先ほど作った仕掛けを入れ込み、外側に6Pチーズのふたを固定します。
このときに、竹串が回りやすいようにストローを適当な大きさに切って、貯金箱本体と十字の仕掛け、風車の間それぞれに入れます。
中の仕掛けと連動して風車が回ることを確認したら、仕掛けの上に確実にコインが落ちるように上下の仕掛けの間に牛乳パックでスロープを作ってください。
最後にクリアファイルで貯金箱の側面を塞いで完成です。
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貯金箱の作り方でからくりのあるものの作り方は?
貯金箱でからくりのあるものを作るには、どのように見せたいか、ということから考えましょう。
からくりはあくまでからくり、見せても見せなくても構いませんが、初めてのときは、見せないものとして考えましょう。
そして、仕掛けは出来るだけシンプルなものにして、余計な細工はしないようにしましょう。
もし、細かい仕掛けを、と考えているのであれば、大きい部分の仕掛けを作ってから細かいところに取り掛かります。
細部に懲りすぎると、肝心な仕掛けができなくなってしまう可能性があります。
たとえば、前述の風車がまわる仕掛けも、コインの重さを利用したシンプルなもので、必要以上の仕掛けはありません。
そして、仕掛けを動かすトリガーの特徴をよくつかんで、利用するようにしてください。
貯金箱の仕掛けを動かすトリガーは、コインです。
コインの特徴は、形、重さ、大きさなどです。
前述の風車を回した仕掛けで目をつけている特長は、コインの重さです。
細い線路を転がすような仕掛けをつくる場合は、形、厚み、重さを利用します。
どんなタイミングで、どのよう見せたいのか、ということを考えると、オリジナルのからくり貯金箱を作ることができます。
貯金箱で仕分けができるようにするには?
貯金箱で、コインの種類に応じて仕分けができるような仕掛けをつくることもできます。
コインの特徴として、その形や大きさを利用します。
日本の硬貨の大きさは、500円玉が26.5mm、100円玉が22.6mm、50円玉が21.0mm、10円玉が23.5mm、5円玉が22.0mm、1円玉が20.0mmというように大きさがそれぞれ異なります。
まずは、プラスチックの板のような、滑りやすい素材で、コインが転がる、もしくは滑り落ちるようなレールを作り、うまく転がる、もしくは滑り落ちる角度を調整します。
そして、小さい径のコインから落ちるようにレールの途中に穴を開けていきます。
このとき、一気にすべての穴を開けるのではなく、コインが転がって、確実に目的のコインが落ちるよう微調整をしながら順に穴をあけていってください。
これが出来れば、仕掛けはほぼ完成です。
仕分けられたコインそれぞれを受けるポケットを作り、貯金箱入り口から投入したコインがレールにうまくのるよう入り口に工夫をして、最後に貯金箱本体を作ります。
よくあるのが家の形で屋根の傾斜を利用した仕分け貯金箱ですが、シンプルな箱型のものでも良いでしょう。
貯金箱の素材としては、プラスチックや木板のように、ある程度の硬さがあり、滑りやすく、加工のしやすいものですと穴の微調整がしやすいので、失敗はしにくいかと思います。
まとめ
今回紹介した、仕掛けつきの貯金箱の難易度は、風車付きのものが小学校中~高学年、仕分けできるものは、小学校高学年~中学生程度です。
ほかにも様々な仕掛けを取り入れることができますので、オリジナルの貯金箱を作ってみてください。
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