ズボンを購入したとき、裾が長くて困った経験のある方、多いと思います。
実は私も、ズボン購入時は必ずと言っていいほど裾上げをしてもらっているのですが、購入したところで裾上げができないとき、お店に出すか自分でするかになってしまいますよね。
お店に出すとお金と時間がかかるし、自分でお直しするとなれば手間も時間もかかり、完成してもうまくできるかどうか不安になる方がたくさんいらっしゃるでしょう・・・。
そこで今回は、ズボンの裾上げについて、手縫いやミシン、さらには簡単なテープを使う方法についてご説明してまいりましょう!!
裾上げのやり方で手縫いは難しい?
では、まずは手縫いでの裾上げの方法についてご説明しましょう。
「手縫いは絶対に難しい!!」「裁縫なんてしたことがない・・・」という方がほとんどだと思いますが、注意点などふまえて詳しくご紹介したいなと思います^^
はじめに、裾上げまで下準備をしておく必要があるので、実際に着用し、自分の足の長さに合った丈を設定しましょう。
長さが決まったらクリップなどでいったん止めておき、ズボンを裏返して折りましょう。
この際、折り返すところの長さを物差しなどで測っておくといいですよ。
そしてサイドのラインの縫い目に沿って待ち針を止めます。
さらに、アイロンで折り目をつけておくと見栄えよくできますよ。
しかし、スーツやスラックスと、綿やチノパンなどのズボンの場合では、準備する糸と針が違います。
スーツやスラックスの場合は、比較的細い糸と針を準備します。
綿やチノパンなどのズボンの場合は、比較的太い糸と針を準備します。
糸の色は、ズボンの色に合った色を選択するようにしましょう。
これで準備万端です。
これから先はとても重要な縫う作業に入っていきます。
まず、洋裁の方法として、まつり縫いという縫い方で進めていきます。
この方法だと、表から糸などはほとんど見えませんよ。
ちなみに、方法はどのズボンの種類でも同じです。
はじめに、玉結びをした糸を見えないところから出します。
そして、布をすくう感覚ではなく、折った部分の一部をすくうイメージで針を刺していき、そのまま次にすくうところに針を刺していきます。
間隔を揃えながら縫っていきます。
注意したい点は、糸を引っ張りすぎるとあまりきれいになりません。
したがって、引っ張り過ぎないようにしましょう。
また、ズボンの裾幅は、下にいけばいくほど細くなっていくので、折り返しても対称にならないことが多いため、仮縫いの糸など印をつけたところがぴったり合うように作業しなければいけません。
仕上がりがきれいになるように、細心の注意を払ってやりましょう。
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裾上げのやり方でミシンを使うなら?
手縫いは大変だ・・・ミシンが自宅にあるから、ミシンを使おう!という方も多いと思うので、ミシンの裾上げの仕方についてお話しましょう。
まずは準備するもの。
ミシン、ミシン糸、チャコペン、物差しやメジャー、洋裁用のハサミ、待ち針、アイロンなどを用意しておきましょう。
丈を合わせたりするのは、手縫いのときと同じで、アイロンをかけるまでは同様に進めていきましょう。
ここでポイントとして、アイロンをかけるときは待ち針をしっかり使うと、裾がずれずにきれいに仕上がりますよ。
裾がずれないためにも、縫い代を準備しておきます。
その縫い代を作るために、例えば4cmの縫い代を作るとして、裾線から4cm下に切り取り線を書いておくとさらにいいでしょう。
裾線と平行な線を引くので、物差しとチャコペンを上手く使って書きましょう。
そして、その線に沿って洋裁用のハサミで切っていきます。
切り口がほつれても気にしない気にしない!
ほつれた部分も生地の中に仕舞うので、ただ切り取り線に沿って切るだけです。
両足ともに切ってしまったら、裾線に向かって半分に折り、もう一度裾線で折ります。
このように2回折り込めたら、アイロンがけをして整えて置き、待ち針や仮縫いをしておきましょう。
最後に、ミシンで縫っていきます!
折り込んでしまった裾から2~3mmのところでミシンで縫っていきます。
気をつけたいのは、縫い始めはズボンの内側で厚手のところからスタートしましょう。
一周縫い終わったら、縫い始めと縫い終わりの部分を重ねて縫っておきます。
片方の足が終われば、もう片方の足も同様にミシンがけしていきます。
糸の処理が終われば裾上げの終了です!!
裾上げのやり方でテープは一番簡単?
手縫いとミシンの裾上げ方法についてお話してきました。
説明されたけど、やっぱりめんどうだ・・・もっと簡単な方法はないのか・・・?と思いますよね。
そこで使えるのが、裾上げ用のテープです!!!
実は、ホームセンターや、今や100均でもこのテープが手に入るのですが、針も糸も使用せず簡単にできるんです!!
まずは今まで同様、ズボンへの下準備をします。
ズボンをはいて、どれくらい裾上げするか測りましょう。
どれくらい裾上げするか決定したら、裾を折り曲げアイロンをかけて型取りします。
そして登場するのが、裾上げテープです。
テープをズボンの裾に合わせて巻きます。
このとき、ズボンの裾の周囲にピッタリの長さにするのではなく、2~3cmほど長く切っておきましょう。
そして、切り取ったテープを十分水に濡らし、絞っておきます。
それを裾上げしたズボンの端に合わせておき、上からアイロンがけをするだけで完成です!
ね、とっても簡単でしょう♪
ただ、ひとつ注意したいのは、裾合わせをする際。
必要の無い生地が出てくると思いますが、この生地はおよそ3~5cmほど残しておくと、裾上げをしたことがわからないくらい目立たずきれいに仕上がりますよ♪
生地の裁断もめんどうだなぁ・・・と感じる方はそのままでも問題はないと思いますが、やはり裾上げしたことが目立ってしまうので、できるだけきれいに仕上げるためには、少し生地を残しておくことが無難だと思いますよ。
◆裾上げについてのあれこれをこちらにまとめました
まとめ
ズボンの裾上げ方法についてお話してまいりました。
手縫いやミシンになると、慣れてないと大変難しく感じるものです。
はじめは一張羅ではなく、なんてない普段着から裾上げにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
裾上げテープも簡単で、100均でも売られているので、とっかかりやすいかもしれませんね♪
是非練習して試してみてくださいね!
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