ズボンの裾上げ、自分でするとなると、どのようにしていいかわからない方が大多数だと思います。
手縫いに慣れていなくても、何かコツがわかればいいですよね!
また、手縫いの他にも簡単な方法が・・・実はあるんです!
そこで今回は、ズボンの裾上げについて、手縫いのコツや簡単な方法を詳しく解説してまいりましょう!
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ズボンの裾上げのやり方は?
はじめに、ズボンの裾上げのやり方について詳しくみていきましょう。
まず下準備として、ズボンの丈をどれくらいの長さにするか決定しなければいけません。
実際に裾上げしたいズボンを履くことから裾上げはスタートです。
このとき、ズボンだけでなくベルトも巻いて靴を履いた上で計測すると、より正確な丈で測ることができますよ。
そしてズボンを履いて、ご自身の足の長さに合わせて裾を決定したら、その場所を待ち針で止めておきましょう。
出来上がりの裾より3~4cmに切り取り線をチャコペンなどで書き、この部分を縫い代としていったん保存します。
それから設定した切り取り線に沿ってハサミで裁断します。
次に、ズボンの裾を三つ折りにしていきます。
一回目は縫い代の幅の真ん中部分で内側へ折り、裾の部分までもう一度折ります。
このとき、折る度にアイロンをかけておきましょう。
次に、しつけ縫いを行います。
しつけ縫いをしたら待ち針は抜いていただいてOKです。
しつけ縫いが終わったら、もう一度ズボンを履いてみましょう。
丈の最終チェックですね。
ここまでが下準備となります。
では、手縫いの場合、どのようにしていけばいいのでしょうか。
これはまた次項にて詳しくご説明してまいりましょう・・・。
他に、裾上げをするにあたって気をつけたいポイントをご説明しますね。
まず、購入したてのズボンの裾上げをする際は、自宅で洗うことのできる材質なら、裾上げ前に一度洗濯しておくことをおすすめします。
布、特にジーンズなどになると、洗濯したあとに縮んでしまうこと、ありますよね。
前もって洗って縮んだ状態で裾上げをしておけば、裾上げ後に縮んでしまうことも少なくなりますよ。
また、スーツやスラックスと、綿やチノパンなどのズボンの種類によって、糸と針を使い分けると、より良い仕上がりになると言われていますよ。
スーツやスラックスには細いものを、綿やチノパンには太いものを用意しましょう。
もちろん、糸の色は、それぞれズボンの色に合った色を選択してくださいね。
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裾上げのやり方で手縫いの場合はどうすればいい?
では、手縫いで裾上げをする際、気を付ける点についてお話していきましょう。
まずは簡単に手縫い方法についてご説明しますね。
手縫いで裾上げを行う場合は、なみ縫いで縫っていくか、まつり縫いで縫っていくことになります。
波縫いとは針を波状に動かし縫っていく手法で、まつり縫いとは生地を針ですくうようにして表生地と裏生地を縫い合わせていく手法です。
はじめに、糸の端に玉結びを作っておき、見えないところから刺します。
そのまま縫っていくのですが、布をすくうのではなく、織りの一部をすくっていくというイメージで針を指し、間隔を揃えながら次の場所にどんどん針を刺していきます。
気をつける点は、縫っている最中は糸を引きすぎないこと、そして、裾幅はズボンの下にいけばいくほど細くなるため、うまいこと布を寄せつつ、チャコペンなどで印をつけたところ同士がきちんと合うように作業することの2点です。
この2点さえ気をつければ、よりきれいに仕上がりますよ。
難しいかもしれないので、おしゃれ着ではなく、普段着のもので練習して慣れておく方がいいと思います♪
裾上げのやり方でテープを使う時に上手にする方法は?
やっぱり手縫いは難しいので、もっと簡単に裾上げする方法が知りたい・・・と思う方がたくさんいると思います。
ここでは、裾上げテープについてご紹介したいと思います。
まずは準備するものから。
裾上げテープ、メジャー、待ち針、アイロンを用意しましょう。
はじめに、ズボンの長さを設定しましょう。
設定の仕方は先述しました通りにしていただければ大丈夫ですよ。
次に、ズボンの周囲の長さに合わせて裾上げテープを裁断するのですが、ピッタリの長さではなく、余裕を持って端は3~4cm重なる程度に裁断することがポイントです。
そして、その切ったテープを水で十分に濡らし、手で絞っておきましょう。
最後に、当て布をしてアイロンをかけて完成です!
以上のように、このテープを使うと縫う手間も省け、比較的簡単に裾上げをすることができますよ!
このテープを使った方法の中で気になるのは、失敗しないようなコツと、万が一失敗しても手直しすることができるのかということではないでしょうか。
まず、失敗しないポイントとして、アイロンがけをすることが挙げられます。
裾上げの丈を設定する際、面倒だと感じる方が多いと思います。
はじめにかたちを整えておくことが、きれいに仕上がる近道ですよ。
また、テープを貼り付ける際のアイロンも重要。
裾上げテープが引っ張られないよう注意し、合わせて、アイロンの角度・・・まっすぐ当てているか、いろんな角度で当ててしまっていないか、などをチェックしておくと、きれいな仕上がりになりますよ。
以上のことを注意しても、失敗するときはあります。
そんなときでもやり直しができますので御安心ください。
まず、アイロンを「ドライ」設定にして、生地の裏側から温めてテープを剥がします。
次に、表側から当て布をしてアイロンをかけ、ヨレてしまったところやシワができたところを直します。
そして、テープを接着していた場所に、いらない布などを当てて再度アイロンをかけます。
これによって、残った接着剤を除去できるんです。
もしくは、エタノールを含んだ布を押し当てて除去することも可能です。
このようにして失敗したテープを取り除き、新しいテープでもう一度やり直すことができますよ。
簡単な方法で失敗してもやり直せるので、比較的取り組みやすいかもしれませんね。
◆裾上げについてのあれこれをこちらにまとめました
まとめ
ズボンの裾上げについて、手縫い方法とテープを使った方法についてお話してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
裾上げは難しい!!という固定観念を捨て、一度裾上げテープなど簡単な方法を試してみてはいかがでしょうか?
きれいに仕上がるよう、健闘をお祈りしております★
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