夏は楽しいイベントが盛りだくさん!
中でも各地に共通の夏まつりでは、夜の花火大会が一番ですね。
夜空に花開く花火と引けを取らない華やかな、女性や子供達の浴衣姿も夏ならではです。
今回は、華やかでかわいい浴衣の着せ方や帯の種類、結び方などをご紹介します。
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3歳の浴衣の着せ方は?
小さい女の子が浴衣を着ているのを、夏祭りなどでよく見かけるようになりました。
日本文化がこの世代まで普及しているのは、日本人として嬉しいと感じます。
でも、小さいお子さんに浴衣を着せるのって難しいような気がします。
着る側にも、動きにくかったり帯でお腹が苦しいなどの不満が生じることがあります。
ここでは、七五三で必ず着物を着るであろう3歳の女の子向けに、着付け初心者のママでも出来る浴衣の着せ方や浴衣の種類を紹介したいと思います。
最近はいろいろなタイプの浴衣が売られています。
昔ながらの浴衣に、帯をまくのももちろん素敵ですが、着付けのような技が必要になってきます。
そんな技術がなくても簡単に着せられる、セパレート式の浴衣や、上衣とスカートに分かれたまるでドレスのような浴衣もあるのです。
3歳という年齢を考えても、時間をかけないで可愛い仕上がりになるこのような浴衣がお勧めです。
浴衣を子供に着せるときに着崩れしないようにするには?
子供は祭りなどのイベントでは、おとなしく行動はしませんね。
私の娘もそうでしたが、せっかく着せた浴衣の帯があっという間に崩れてしまったという経験が何度もあります。
楽しさのあまり、走り回って帯がゆるんだり、抱っこを何度もすることで次第にほどけることが多いものです。
これらを少しでも防ぐポイントは、「浴衣の紐の結び方」と「帯の結び方」です。
先にご紹介した浴衣には、どちらにも胸の下で結ぶ紐が大抵ついていますので、この紐をしっかりほどけないように結ぶのが基本です。
もちろん、着崩れをおそれてきつく結べば、子供が嫌がってしまうので、そこは着せながら締め具合を確認するといいでしょう。
帯も同様ですが、種類によって異なります。
後で詳しく述べますが、子供の体型や動きを考えれば素材がやわらかい「兵児帯」という帯がお勧めなのですが、他にも「飾り帯・作り帯」といった少々固めですが、すでに形が出来ていて差し込むだけの手軽さが人気の帯もあります。
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浴衣を子供が着る時の帯はどんな縛り方がいい?
まずは小さい子供が一般的に着る浴衣の帯の代表格ともいえる、「兵児帯」の結び方です。
兵児帯とは、元々男性が使用していたものですが、素材がふわふわしていてやわらかく結びやすいので、小さい子供にもよく使用されるようになった帯です。
結び方として基本的なものをご紹介します。
浴衣を着た後に子供の体型に合わせて帯を最低2回ほどまわし、背中側に持ってきます。
両端を持って蝶々結びをしますが、ここがポイントです。
必ず下から上に帯を持っていき、結ぶことでほどけにくくなるので意識して結んでください。
あとは蝶々結びを整えれば基本的に完成ですが、帯の長さが余ったりした場合は腰のあたりに差し込むのもいいですし、結び目の下から通して下げても可愛いですよ。
蝶々結びさえすれば、これといった決まりがないのが兵児帯のいいところです。
もう一つの「作り帯」は、名前の通り形が作られている帯なので、帯に差し込むタイプがほとんどです。
このとき、子供が動きまわることを想定してお腹の部分に厚紙などを当てておくと、きゅっと締めてもあまり苦しくないようです。
要は大人が着物を着るときにお腹に当てる「帯板」の代わりです。
どの帯にしても、最初から難しいと決めつけずに、可愛い我が子の晴れ姿を想像して楽しく着せてあげることが一番ですね。
初めてでも、意外とできるものです。
一度は挑戦してみてはどうですか?
まとめ
考えてみると、浴衣はもちろん和服を着る機会なんて人生において数えるほどしかないと思います。
その道についている人はまた違いますが、私自身もそうですし、娘も15歳にしてまだ2回しか着せた記憶がありません。
でもせっかく日本人に生まれたからには、残したい文化の一つとして和服を着ていきたいと思うのは私だけでしょうか。
特に女の子をお持ちのお母さんには、着る機会と着せる機会をたくさん持っていただきたいと思います。
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