腕時計は、毎日身につけるものなので、気が付かないうちに汚れが溜まってしまっています。
汚れが溜まる上に、掃除がしにくいところは、時計本体よりもバンド部分でしょう。
ここでは、腕時計の手入れの方法について紹介します。
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腕時計の掃除を重曹を使ってできる?
腕時計の掃除というと、バンドの細かい部分の汚れは使い古しの歯ブラシを使ったり、柔らかい布でこすったり、といったお手入れを行っている人が多いのではないでしょうか。
もちろん、時計屋さんにクリーニングを依頼することもできますが、日々の手入れであれば自宅で行いたいものです。
家庭での掃除に重宝されている重曹は、腕時計の掃除にも使うことができます。
重曹は弱アルカリ性で、皮脂汚れの除去に効果を発揮します。
また、研磨作用もあるので、使いようによってはステンレスのくすみの解消にも役立ちます。
重曹を腕時計の手入れに使う場合には、ぬるま湯に重曹を溶かして重曹水を作り、バンド部分を20分ほど浸けておき、汚れが浮いてきたところで取り出して水で洗って乾かします。
このとき、時計本体は、防水性の関係で水に浸けるのは好ましくないので、本体が水に浸からないように気をつけてください。
可能であればバンド部分だけ取り外して、それが難しいようであれば割箸などを利用して、水に付かないよう工夫してください。
本体部分の掃除には、重曹水を含ませた布で磨き、くすみや汚れを取り除くようにしましょう。
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腕時計の洗浄にポリデントって使えるの?
重曹水を使った手入れの方法は前述したとおりですが、実は、入れ歯洗浄剤で有名なポリデントも使うことができます。
ポリデントというと、入れ歯の汚れやステンレス部分の汚れも強力に落としてくれる、という謳い文句で販売されていますが、チタン製やステンレス製の腕時計も、同様に強力な洗浄力できれいにしてくれます。
方法は簡単で、洗浄するものが入れ歯か、腕時計かの違いだけです。
といっても、入れ歯を使ったことがなければ分かりにくいかと思いますので、説明すると、水を入れたコップに腕時計を入れて、ポリデントを1粒入れるだけです。
つまり、前述の重曹水に漬け込む方法とほぼ同じだということです。
ポリデントを水に入れると、勢いよく発泡して金属バンドの隙間の細かい汚れを洗浄してくれます。
汚れが浮き出てきたら、軽くすすいで、よく乾かしてお手入れは終了です。
具体的な使用方法などは、ポリデントの説明書きをよく読んでください。
重曹も、ポリデントも、単価が安いので時計屋にクリーニングに出すよりもかなり安価に済みますし、きれいにもなりますので非常に便利な方法です。
時計を水洗いするとどうなってしまうの?
そもそも論ではありますが、時計は水に浸かっても大丈夫な仕様ではありません。
防水性能のある時計も販売されてはいますが、そのほとんどは生活防水レベル、つまり、手洗いで多少水に濡れても大丈夫、またシャワーを浴びる程度であれば大丈夫、といったものです。
そのため、今回紹介した重曹水やポリデントを使って、水に長時間浸してしまうと、いくら防水性があるとはいえ、時計内部に浸水してしまう可能性が高いといえます。
時計を動かす部品はほとんどが金属製ですし、密な構造になっているからこそ、内部に浸水してしまうとその水が乾燥するまでには時間がかかってしまうため、サビてしまったり故障の原因につながります。
時計の本体部分を水に浸さないように、本体部分を洗うときには、重曹水などを浸した濡れ布巾などできれいに磨いてください、と述べた理由はここにあります。
ダイバーズウォッチのように、水の中で使用することを想定して作られている時計であれば浸してしまっても大丈夫ですが、そうでないものについては、もし水に浸す場合には自己責任で行ってください。
まとめ
重曹水やポリデントの意外な使い方を紹介しましたが、参考になったでしょうか。
手軽にできるお手入れ方法ですので、定期的に腕時計の洗浄を行って、ピカピカの腕時計を身につけましょう。
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