「お宮参り」何となく耳にしたことのある言葉です。
産まれた赤ちゃんの健やかな成長を願いつつ、神様にこの世に誕生した報告をする行事です。
私も二人の子供がいますが、地元の神社にお参りに行って初めてお宮参りの重要さやしきたりを知りました。
これから出産を控えている方や、お孫さんが産まれる予定の方に日本でも有名な熱田神宮
でのお宮参りのことを説明したいと思います。
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熱田神宮でお宮参りするときの流れは?
熱田神社は愛媛県名古屋市にある、伊勢神宮についで由緒ある神社です。
ここでもお宮参りをすることができますが、本来「お宮参り」は住所を置く地の周辺にある神社で行うのが普通なので、遠方からお参りに来る方には「産土参り(うぶすなまいり)と呼ばれています。
この「産土」とは、この世に生を受けた子供が初めて参拝した神社を意味します。
日本古来から続く、古式ゆかしい行事ですね。
ここ熱田神宮でもお宮参りは常時受け付けており、時間は午前8時30分から午後4時までとなっています。
男子の場合は生後32日目に、女子の場合は生後33目にお参りするという習わしがありますが、きっちり守らなければいけないことはなくあくまで目安として考えていいです。
お参りには子供の両親はもちろん、祖父母の方も多くいらっしゃいます。
お参りには、赤ちゃんは母方の実家で祝いの着物を用意してもらうのが一般的です。
この着物を着て、お父さんのお母さん(赤ちゃんにしてみればおばあちゃん)に抱っこしてもらって参拝します。
これは、産後で母親がまだ回復していないという心遣いから来ているのです。
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熱田神宮のお宮参りの初穂料は?
初穂料(はつほりょう)とは、ご祈祷の時に納める金額のことでお寺でいう「お布施」のようなものです。
お金がまだ出回っていなかった時代に、米や穀物を金銭の代わりとして納めることを「初穂」と言ったことから来ています。
初穂料の「穂」は稲穂からきているからです。
熱田神宮の場合、初穂料は3種類あり、6千円・8千円・1万円以上に分かれています。
金額に開きがあるのは、参拝の記念品の内容(神仏にお供えしたあとにさげたもの、おさがりともいう)によって違うためです。
これは依頼者の気持ちですので、金額は指定されていませんが、子供の一生のことを考えて納めましょう。
初穂料は、基本的に紅白の蝶結びののし袋に入れて渡すのが一般的です。
決して現金をそのまま渡してはいけません。
また、できるなら新札を用意するのがいいでしょう。
白い封筒に先ほどののし紙をつけても大丈夫です。
のしの表書きは、上段に「御初穂料」または「御礼」と書き、下段には赤ちゃんの氏名をフルネームで書きます。
熱田神宮のお宮参りの所要時間は?
熱田神宮でのお宮参りは、まず境内の「神楽殿」の左側にある授与所でご祈祷の申し込みをします。
ご祈祷に関しては、問い合わせのみ事前に電話などで受け付けますが、予約することは行っていませんので、当日受付のみとなります。
その日になってみないとご祈祷をされる人数は分からないので、希望する場合は早めに受付をしましょう。
やはり土日や祝日に希望される方が多いのですが、何時間も待つようなことはないようです。
ご祈祷は朝8時30分から午後4時まで、約30分ごとに行われています。
ご祈祷時間はみなさん決まっている為、順番さえわかればだいたいの終了時刻は把握できます。
ただ赤ちゃんを連れてのことですので、大人のように赤ちゃんはじっと待つということができないのを理解し、赤ちゃんのリズムにできるだけ合わせて受けたいものです。
まだ生後1か月の赤ちゃんを連れていくのですから、大人も緊張するでしょう。
両親の不安は赤ちゃんに伝わるといわれているので、授乳時間の間隔や、オムツ交換なども考えて当日を迎えましょう。
ご祈祷が終われば、神様にお供えしたものを記念として授与していただきます。
これで一通りのお宮参りの終了となりますので、感謝の気持ちを忘れずに神社をあとにします。
まとめ
もうかなり前になりますが、自分の子供をお宮参りに連れていった時を思い出してみました。
やはり環境が変わるのが赤ちゃんにわかるのか、神社で泣かれたことがあります。
母である私は、ご祈祷後のことはあまり覚えていませんが、しきたりが多かったことは覚えています。
でも、将来きっと我が子を守って下さるという思いで感謝してきました。
日本の伝統ともいえる、「お宮参り」をぜひ赤ちゃんとその家族の為に知っていただきたいと思います。
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