節分では、悪い鬼がやってくるので、それを追い払うために豆を撒く、と言うのは小さいころから何となく分かっている事と思います。
でも、なぜ鬼が出てくるのでしょうか?
鬼の由来などについてまとめてみました。
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節分の鬼はどんな意味がある?
節分の鬼は、悪い意味を持つので払われるというのは何となく分かりますね。
節分は、中国より伝わったとされ、鬼は陰(おん)に由来しているという事です。
陰というのは、人の手によってではない天災やききん、病気などを指したり、大きく「邪気」としての意味を持ちます。
鬼は、これらの厄災を表しているのですね。
これらの悪い出来事は、鬼の仕業、という事なのです。
また、季節の変わり目(節分)には、鬼がやってきやすいと言われているようです。
なんとなく、1つの区切りが終わる時に、ドカッとやってくるイメージが分かりますね。
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節分の鬼の由来が知りたい
先ほども書きましたが、中国の「陰」(おん)が鬼になったという事なのですが、その他の由来や、鬼の姿の由来などについても調べてみました。
「陰」の韻を踏んで、「鬼」となった他にも、隠れている(目に見えない)悪いものとして「隠人」(おんにん)が変化したという説もありました。
こちらの方が、より「鬼」という呼び方に近く感じられますね。
それから、鬼はどこからやってくるのでしょうか?
方角を十二支で表わすと、「鬼門」とされるのは「北東」となり、「丑」と「寅」の間と言う事になります。
鬼の姿が、牛の角に虎のパンツを履いているのは、これみたいですよ。
また、鬼が出る時刻は「丑の刻」と「寅の刻」の間で、夜中の3時がちょうど鬼門の時刻です。
「丑三つ時」はちょうど鬼門の時間に合わせて、そういったものが集まってくる時刻と言うわけですね。
節分は鬼は内が正しいの?
節分では「鬼は外、福は内」という掛け声に合わせて豆を撒くのが一般的だと言われています。
しかし、地方によっては鬼を外に追い出してはいけなかったり、鬼を外に逃がさないようにしたり、はたまた可愛そうなので追い出さなかったりと様々。
調べてみたら、色々ありました。
「鬼は外」の代わりに、「鬼は内」と掛け声をかけたりするという事です。
その理由は何でしょうか?
★鬼は良いモノ・鬼を奉っている★
神社やお寺によっては、鬼を改心させることが出来るので迎え入れる、という所がありました。
また、鬼の宝を奉っていたり、鬼は全ての意識を超えて物事を正しく見るとされているため、迎え入れるという所も。
鬼自体を奉っている所も、鬼を外に追い出しません。
★鬼は悪いキャラではない★
古い商家では、鬼を大荷としてとらえ、大きな荷物が内 (家・お店)に入って商売繁盛に繋がるよう、追い出さないという事でした。
また、「鬼」という文字が苗字にあるお家では、「鬼」が居なくなってしまったら・・・?困るでしょうね。
1つ面白い物を見つけたのでご紹介します。
むか~しむかし、あるところに・・・の日本昔話の節分のお話です。
鬼が家に来てくれたおじいさんは、生きる気力を取り戻します。
色々な鬼がいるのですね。
まとめ
節分の鬼を1つ取っても、色々なことが分かったと思います。
また、住んでいる地方や、その家の伝統で
「家は最初から鬼は内だったよ?」と言う方もいらっしゃるでしょう。
筆者は全く庶民でしたので、「鬼は内」とは驚きました。
そんな話も交えながら、節分を家族で出来るといいですね。
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