友人の親が亡くなったという知らせを受けたとき、通夜や告別式に参列するべきなのか、弔電を送るべきなのか、悩んでしまう方もいるでしょう。
特に仲の良かった友人であれば親も知っていることもあります。
ここでは、故人が友人の親である場合の弔電の送り方やその文例について紹介します。
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弔電を友人の親が亡くなったときには出した方がいい?
弔電は、通夜や告別式に参列できない場合に、お悔みの気持ちと故人の冥福を祈る気持ちを伝えるために送るものです。
できることならば、知らせを受け取ってすぐに駆け付け、通夜や告別式に参列し、ご遺族へお声がけされるのが良いですが、突然の訃報で、やむなく参列できない場合には弔電を出すようにしましょう。
参列できない場合には、弔電とともに供花を贈ることもあります。
訃報の連絡を受けたときには、通夜や告別式の日時や場所、故人の氏名、喪主の氏名、喪主と故人との続柄を確認しましょう。
葬儀に参列する場合も、弔電や供花を贈る場合にも必要な情報です。
また、宗教によってしきたりがありますので、仏式か神式かを確認しておきましょう。
弔電を打つ場合には、通夜もしくは告別式の前日までに打つ必要があります。
弔電は、一般的には喪主宛とし、通夜や告別式が行われる場所(自宅や斎場)に送ります。
訃報は突然のものですので、準備ができることではありませんが、マナーを守ってご遺族の気持ちに配慮した、あたたかな文面の弔電とするようにしてください。
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弔電を友人の父の時の文例は?
弔電を打つ場合には、不吉な数字(4、9)や繰り返し言葉(再び、重ね重ね、たびたび)などの忌み言葉を避け、葬儀に参列できないことを詫びる文章を入れます。
故人と親しかったか、そうでないかによって、弔電の文面は変わりますが、故人とのエピソードや思い出を踏まえた、あたたかい文面とするとよいでしょう。
例えば、次のような文例はいかがでしょうか。
「ご尊父様の突然の訃報に接し、言葉を失っております。遠方のため最後のお別れに伺えないのが残念でなりません。
どうかご遺族の皆様もお力をお落としになられませんようにご自愛ください。
そちらに伺った際はお邪魔させていただき在りし日のお姿を偲びたいと存じます。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。」
また、一般的な文例として、次のような文面も紹介しておきます。
「ご尊父様のご逝去を悼み、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみを申し上げます。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。」
「ご尊父様のご逝去を悼み、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。」
なお、故人の敬称は、喪主と故人との続柄によって決まりますので注意が必要です。
喪主がわからない場合には、喪主と故人との続柄がわかりませんので、敬称の代わりに「〇〇〇〇様」という表記としてもかまいません。
弔電の文例で友人の母の場合は?
亡くなられた方が、喪主(あなたの友人)のお母様の場合には、故人の敬称を「ご母堂様、お母上様、母君」といった敬称を用います。
文例としては、前述の文例の敬称部分を変えるだけでも大丈夫ですが、次のような文例も参考になるかと思います。
「お母上様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。
優しく温かい笑顔、共に過ごした楽しかった思い出など、在りし日の思い出は尽きません。
安らかにご永眠されますよう、遠くから手を合わせて、ご冥福を心よりお祈りしております。
どうかご遺族の皆様もお力をお落としになりませんよう、ご自愛ください。」
「ご母堂様のご急逝を知り、ただ驚くばかりです。
ご家族の皆様にはさぞご心痛のことと拝察いたします。お慰めの言葉もみつかりません。
心から哀悼の意を表し、安らかにご永眠されますようお祈りいたします。」
人が亡くなるのには様々な理由がありますが、どのような亡くなり方をしたとしても、遺族の悲しみは大きなものです。
弔電はご遺族の気持ちに配慮したものとして、喪主の方があなたの友人であれば、友人の気持ちに配慮した弔電内容にするとよいでしょう。
まとめ
訃報を受けたときには、できれば、通夜や告別式に参列するようにして、やむを得ず出席できない場合には弔電を打つようにしましょう。
やむをえず弔電を打つ場合にも、後日弔問するようにしてください。
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