何気なく行っている行事の節分の豆まき。
節分の豆まきの由来や、正式なやり方などあるのでしょうか?
地方によっても違いがありそうな感じもしますし、その家で割愛されているモノもあるでしょう。
でも、いざ「どれが本当のやり方?」って疑問に思う事があるかも知れません。
そんな方の為に、気になるところをまとめてみました。
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節分の豆まきの由来は?
節分の豆まきは、中国から伝わったものと言われています。
季節の節目には悪いモノ(厄災、病気=鬼)が来やすいと言われ、それを払う為に1年の始まりでもある時期に厄払い、厄除けとしての節分を行います。
なぜ豆なのかと言うと、鬼を追い払うのに、豆(魔滅)で鬼の目(魔目)をつぶして追い払ったという言い伝えがあるそうで、そこから来ていると思われます。
また、豆は大豆を炒ったものを使いますが、地方によっては殻つきの落花生を使用するところもあるようです。
なぜ炒り大豆なのかというと、撒いた豆から芽が出ないように(厄を払ったのに、そこから再び芽が出ないように)という意味があるそうですよ。
節分の豆まきにやり方はあるの?
節分の豆まきにやり方の決まりなどがあるのでしょうか?
豆は先ず、炒り大豆を準備するか、大豆を炒って炒り大豆にしましょう。
1 豆を用意する
2 豆を枡か三方(神棚に供えるための器)に入れて神棚にお供えしておく
3 夜になったら家族全員で行う
(家長が撒くようですが、年男、年女、厄年の人が撒く事もあります。と言っても、家族全員で行えば良いでしょう)
4 豆を撒く
(「鬼は外」と言いながら、玄関から外に向かって数回撒く。玄関を閉めてから「福は内」と叫び?ながら、奥の部屋から玄関に向かって撒きます。)
5 豆を頂く
(歳の数+1の数を頂く。多くて食べられない場合は、福茶にして頂くのもあり)
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撒く回数や掛け声の回数などは、地方毎に違うようですので、ご自身が子供の時にしてきたように行えば良いでしょう。
また、それぞれのやり方が子供たちに伝わっていくのも面白いですね。
節分の豆まきのまいた豆はどうする?
節分の時にまいた豆はどうしていますか?
ご家庭によっては、炒り大豆ではなくて落花生(皮付き)を撒くという所もあると思います。
殻が付いているので、拾って食べても大丈夫という事らしいです。
経済的ですが、炒り大豆の意味は??と思ってしまいました。
拾って食べるかどうかは、ご本人次第のような気もしますが、拾うのであればお掃除しておかないといけませんね。
また、投げる豆と食べる豆は分けているという所もあります。
筆者の家では、昔犬を飼っていて、「鬼は外!」と豆を撒いていると犬が飛び出してしまって帰ってこなくなり(食べちゃっていて)玄関を閉められなかった記憶があります。
犬が豆を食べるのは大丈夫か分かりませんが、「福は内」の時も、きれいに食べてしまっていて、後片付けも要らないほどでした。
集合住宅に住んでいた時は、階段を通る方が踏んでしまって、次の日に掃除をしようとすると粉々になっていることが多くて躊躇していましたが、
子供が小さかったこともあり、豆まきはやってあげたかったので、数個だけを気持ち程度に撒き、次の日は掃除機を外まで伸ばして掃除していましたよ。
ご近所さんがどうしていたのかは分かりませんが、一軒家に住んでいた時は、鳥などが拾ってくれたのでしょうか?
鳥が食べてくれると言う方もいらっしゃるようです。
沢山撒くとなると、翌朝ご近所で問題になっているといけないので、撒く量を調節するか、キチンと掃除をしたほうが良さそうですよ。
最近は、子供の数も減っていて、豆を撒く家も少ないような気がしますので、
「あそこの家の前だけ豆が落ちていて困る」
と特定されかねません。
節分に鬼が出てくるのはなぜ?こちらの記事でも節分の由来について書いています。
まとめ
先にも書きましたが、お寺や神社で行われる「節分祭り」に参加するのでなければ、大声で豆を撒いている家庭をあまり見なくなったと思います。
筆者の家の周りだけかもしれませんが、みなさんの周りはいかがでしょうか?
掃除などは大変でしょうが、是非伝統として子供に伝えて行きたいですね。
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