うがいや手洗いをして気を付けていても体の抵抗力が下がっていたりすると防ぎきれないのが二次感染です。
インフルエンザの感染経路としてはくしゃみをした時など空気中にある病原菌の飛沫感染が有名ですが、
その人がかんだティッシュなどからも感染するのでしょうか?
もし、そうだとすれば、ティッシュの正しい処理方法とは何でしょうか?
ここでは、インフルエンザの二次感染を防ぐべく正しい知識を押さえておきましょう。
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インフルエンザの感染経路はどこから?
インフルエンザにかからないように手洗いやうがいを行なって気を付けていても、
通勤や会社などでウィルスを持った人が側にいる事は避けられないですね。
ウィルスの感染経路には大きく分けて次の3つが考えられます。
①飛沫感染
ウィルスに感染した人がくしゃみ・咳・会話などを介して他の人の口や鼻にウィルスを渡し感染を広げるパターンです。
特に乾燥しやすい冬場は空気中や地面に落ちたウィルスが死滅しづらいため感染の危険度が増してしまいます。
免疫力が低く汚れた床など気にしない子供は簡単に病原菌を拾ってしまうので、
手洗い・うがいはもちろん、歯磨きや入浴を促して病原菌をその日の内にきれいに洗い流してしまいましょう。
②接触感染
ウィルスが付いたものに直接触ることで感染に至るパターンで、
紙幣・握手・パソコンのマウス・ペン・電車で通勤するなら吊革など手を介して媒体が移動し、口や鼻から他の人に感染します。
手洗い・うがいだけでなく、除菌効果のあるアルコールスプレーやジェルなどを使用して常に警戒体制を整えておきたいですね。
③空気感染
飛沫感染と同じく空気中に漂っているウィルスを吸い込む事で感染するパターンですが、
出所は咳やくしゃみなど明らかな症状を持つ特定の人ではなく、どこからと限らず寄って来るので予防は最も難しいと言えます。
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インフルエンザでティッシュから感染する事もある?
インフルエンザに感染した人が使ったティッシュには、ウィルスが付着しています。
Beanらの調査によれば、インフルエンザのウィルスの生存時間はティッシュの中では8~12時間だそうです。
たった一つのウィルスでも他の人に感染すると急激な速度で細胞分裂し、
24時間後には100万個に増えていき、それが数千万個に増えてその時点で症状が出始めると言われています。
数個のウィルスを吸い込んだとすれば症状はもっと早く出始める事になります。
こうなると、使用後のティッシュは危険がいっぱいと言えます。
もし、家族にインフルエンザの人が出た場合は、2~3日は出来るだけ隔離して、タオル・食器も共有せずその人専用のものを使うようにしましょう。
そして使い捨てのマスクをその人はもちろん、家族全員が付けるようにします。
また、感染者の使用後のティッシュは危険が潜んでいるため、
フタ付きのゴミ箱に入れるか、ビニール袋に入れて縛ってから捨てるなど感染を出来る限り予防するようにしましょう。
インフルエンザの感染するくしゃみの距離は?
人混みの多いスーパー・電車・学校などでインフルエンザの人が及ぼす感染範囲はどのくらいあるのでしょうか?
くしゃみや咳など飛沫感染で及ぼす影響力は医学的に半径1.5~2メートルと言われています。
また、風邪症状が出ていない段階でも感染力があると言われています。
もし、あなたがインフルエンザに感染してしまった場合は、人混みを避けたり、マスクを付けて咳エチケットを守るなど、さらなる感染を広げないように努めましょう。
また、ハンカチなど手元にない時にくしゃみが出そうになったなら、
緊急避難的に上着の袖で鼻を覆うなどして半径2メートルも広がってしまう危険地帯を狭める事が出来ます。
まとめ
インフルエンザはウィルスが感染者の触れたものや咳やくしゃみなどを介して移るので、
シッカリと警戒して仮に自分が感染してしまった時も人込みを避けて2次感染を最大限に予防しましょう。
基本的な点ですが、インフルエンザを最小限に止めるために効果的なのは何と言っても免疫力を高める事です。
仮にインフルエンザにかかってしまっても免疫力があれば最小限の影響力に止める事が出来ます。
適度な日光の光とバランスの良い食事、十分な睡眠と適度な運動でウィルスに負けない強い体をいつでも目指したいですね。
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