天気予報を見ながら春のポカポカ陽気を喜んでいたら、画面が変わって花粉の飛散予報が映し出され
「そうだ…恐怖の花粉の季節か…」
とガッカリした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お薬が手放さないという方に向けて、花粉症の薬についてまとめました。
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花粉症の飲み薬はいつから飲むのがいい?
★症状が出てからでは遅い?!★
花粉症がひどくなったという方の声で多いのが
「花粉症を発症してから薬を飲み始めた」
という話です。
実はこれが花粉症が良くならない原因かもしれません。
花粉症は一度発症してしまうと、鼻の粘膜を痛めてしまったり、抵抗力が弱ってしまったりと、花粉(アレルゲン)に反応しやすい状態を体の中に作ってしまいます。
そうした状況になってしまうと実際にはスギ花粉ならスギ花粉だけに反応するところ、他のホコリやハウスダストなどのアレルゲンにも反応して、咳や鼻水、目のかゆみなどが引き起こされやすくなってしまうのです。
★花粉症は発症する前に薬で予防しよう★
毎年かかるということが分かっているのであれば、花粉の飛散が予想される時期の前から予防薬を飲んで対策するという手があります。
なぜ飛散の時期の前かというと飲んですぐ予防の効果が得られるわけではなく効果を発揮するのに2週間程かかるからです。
★花粉の飛び始める時期を把握する★
地域によって花粉のピークの時期は違います。
東北…2月下旬~4月中旬
関東…2月初旬~4月下旬
東海…2月下旬~3月下旬
関西…2月下旬~3月下旬
九州…2月中旬~3月中旬
おおよその目安はこんな感じですが、その年の気候によって花粉のピーク時期は違っていますので天気予報などで花粉の飛散情報をチェックしましょう。
薬の飲み始めの時期の目安はピークの2週間前と言われています。ピークの時期から逆算して薬を飲み始めましょう。
★予防薬にアレグラ★
花粉症の予防薬として注目されているお薬にアレグラがあります。2012年からは市販薬として販売を始めました。
効き目が強すぎず1日2回の服用でOKです。
お医者さんから処方してもらう方法の他に、ネット通販で70日分まで購入することができます。
ドラッグストアでは
「アレグラFX」
を購入することができます。
(厳密にいうとお医者さんが処方してくれるアレグラとは成分が異なるのだそうです。)
花粉症の飲み薬は市販でも買える?
★抗ヒスタミン薬とは★
現在、花粉症の薬として多く用いられるようになってきているのは第二世代抗ヒスタミン薬です。
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花粉症が発症すると、体内で免疫系に働きかけるヒスタミンという成分が分泌されます。
この成分が過剰に分泌されることで、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの諸症状が悪化するということから、ヒスタミンの分泌を抑えるというのが抗ヒスタミン薬の特徴です。
第二世代抗ヒスタミン薬は第一世代に比べて副作用が少ないのが特徴です。
第二世代抗ヒスタミン薬にはこんなものがあります。
・アレグラFX
・アレジオン10
・ストナリニZ
・コンタック鼻炎Z
★病院のお薬と市販薬の違い★
病院で処方される薬は数種類なことが多いですね。
これは症状に合わせて、必要な有効成分の量や種類を調整しているからです。一つの症状に一つの薬が基本です。
市販の薬はその薬一つで万人に安全で、かつ、まんべんなく症状を抑えるように作られているので一人ひとりの症状には細かく対応していません。
市販薬を用いるのも良いですが、病院で自分が何のアレルゲンに反応しているのかを知りその上で薬を処方してもらったほうが対策しやすいですし、効果が上がると考えられます。
特に
「毎年花粉症にかかる…」
「なんだか市販薬が効かなくなってきた…」
「他の薬を飲んでいるけど、市販薬を飲んで大丈夫?」
「市販薬と処方箋って、どっちが高いの?」
という方は、一度病院の受診してみてください。
ご存じの通り、病院でもらう薬のほうが3割負担になっているので割安です。
長期で毎日薬を服用すると考えると、病院で処方箋をもらったほうがお得です。
シーズン中何度も病院に行くのは億劫かもしれませんが、病院によっては最大の60日間、もしくは30日間などある程度の期間飲み続けられる量を処方してくれるところもあります。
花粉症の飲み薬の副作用は?
★第二世代の薬は比較的副作用が少ない★
花粉症の薬の中でも第一世代と呼ばれる古い薬は副作用が強く出る傾向にありました。
例えば
・眠くなる
・集中力がなくなる
・胃腸が荒れる
・口が乾く
などです。
しかし、現在主に用いられている第二世代に分類される薬は比較的副作用が出にくいとされています。
★控えたい食べ合わせと飲み合わせ★
薬を飲んだらアルコールは控えるのは鉄則ですが、花粉症の薬と特に相性が悪いものにはこんなものがあります。
・チーズ
・ワイン
・甜茶
花粉症の薬とチラミンという成分を多く含むチーズやワインを食べ合わせると、頭痛やめまい、吐き気などを引き起こすことがあります。
甜茶は花粉症に効くと言われていますが、水代わりに薬を飲むときに飲んでしまうのはNGです。めまいや吐き気、しびれなどが起こることがあるそうです。
まとめ
花粉症対策は予防から!
自分で対策をしていたけど、症状が軽くならないのであればお医者さんに診てもらいましょう。
少しでも症状が軽く済むように対策を打ちつつ、快適にシーズンを乗り切れるといいですね。
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