子供がインフルエンザにかかると本人が辛いのはもちろん、看病するお父さんお母さんも
「いつ治るのかしら…」
「いつから幼稚園や学校に行かせていいの…」
「会社はどうしよう…」
と、心配事が尽きませんね。
そんなご両親の悩みにお答えします!
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インフルエンザで会社はどうする?子供がなったら?
★インフルエンザにかかった本人は★
病院から出席停止を言い渡されます。
出席停止の期間については厚生労働省のインフルエンザについてのページに記載されている学校保健安全法が目安になっていて
「発症した日から数えて5日が経ち、熱が下がってから2日(幼児の場合は3日)が経ったころ」
が出席停止期間とされています。
これにしたがって出席停止期間を逆算すると、インフルエンザは1~3日間発熱すると言われていますのでそれ+2日間となると、出席停止期間は3~5日間です。
しかし、これはあくまで目安なのでお医者さんのGOサインが出てから出席するのが確実です。
★親の会社のほうはどうなるのか★
近くに頼れる人がいない場合はお父さんかお母さんのどちらかが休んで看病しなければいけなくなりますね。
休みがとりやすい方がとる、ということになりそうですがお母さんのほうが休みをとるご家庭が多いようです。
ではお母さんが仕事を休むとして、ウイルスを持っている可能性が高いお父さんはどうしたらいいでしょうか。
多くの人が「仕事だし…」と休まずに出社するようですが、会社によっては家族がインフルエンザにかかった場合、
感染を予防するため、こちらに休む意思がなくても休むように指示をされることもあります。
これは会社によって違うようなので、
「家族にインフルエンザにかかった」
ということを会社に報告して、指示を仰ぎましょう。
★看護休暇制度★
バリバリ働くお母さんの中には
「いま休んだら昇進に響くわ…」
と気にする方も多いのではないでしょうか。
このような人の為に看護休暇制度があります。
小学校に上がる前の子供を育てる労働者は、年間5日、病気やけがをした子供の看護のために、休暇を取得することができるという制度です。
この法律は子供の看護で休んだことを理由した解雇、降格、契約解除、契約更新をしない、不利益な配置転換などから働くお母さんを守る法律です。
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また、繁忙期だからという理由で休むことを会社側が拒否することもできません。
休むこと自体は心苦しいかもしれませんが、少しゆったりとした気持ちで看病してあげてくださいね。
インフルエンザで会社はどういう休みの扱いになるのか。
★会社によって様々★
学生のときは忌引きのときやインフルエンザなどの感染性の高い病気にかかった場合は公欠扱いになっていました。
社会人になってからでは、公欠という扱いでは処理されることは少ないでしょう。
シフト制などをとっていて、もともとの公休が残っていればそれで処理されることもあるでしょうし、
公休がなければ欠勤の扱いになるか、残っている有休などを充てられることが多いです。
(実際は有休を充てられることがほとんどのようです。)
欠勤になると1日あたりの給与が全体の給与から引かれてしまうのが痛いところです…。
これは会社ごとに就業規則で細かく決められているところもあるので会社に確認してみましょう。
★会社からの指示の場合は★
家族がインフルエンザにかかった場合の中で会社から「休むように」という指示があった場合は休業手当をもらえる可能性があります。
(1日当たりの給与の60%程度)
これは自分がインフルエンザにかかってお医者さんから「休むように」と指示された場合は別です。あくまで会社の判断で休むことになったのみ適用されます。
いずれにせよ、会社の就業規則によるので担当の人に確認してみましょう。
インフルエンザになったら会社にはいつから出社してもいい?
★本人がかかった場合は★
先に挙げたとおり、インフルエンザにかかった場合の学校や会社の出席停止解除の目安は
「発症した日から5日が経ち、熱が下がってから2日を経ってから」
と言われています。
ですが、他の人にうつしてしまっては大変ですし、お医者さんを再受診して判断してもらうのが一番です。
学校にしても、職場にしても、場所によっては「治癒証明書」の提出を求められることもあります。
インフルエンザにかかったことを報告する際にそういった書類は必要かどうかも確認しておきましょう。
★家族がかかった場合は★
家族がかかった場合に自宅待機を命じられるのも会社によってまちまちですが、期間もいろいろです。
家族が完治したらという扱いのところもあれば、3~10日間と会社によって違います。
特に食品工場や飲食店など、不特定多数に向けて食べ物を供給している会社は保健所からの指導があったりと、厳しいところが多いのでよく確認しましょう。
まとめ
かかるときはかかってしまうものですし、自分は予防できても家族がかかってとばっちりを食らうと怒ることもできないし、なんだかモヤモヤしますね。
とりあえずは流行の前に家族全員で予防接種とうがい手洗い、マスク着用の徹底。
家族みんなでインフルエンザに立ち向かいましょう!
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