健康

花粉症対策で鼻づまりの薬で気をつけることは何?

投稿日:

hanadumari
ドラッグストアに行くと、ありました花粉症対策コーナー。

これだけたくさん点鼻薬や飲み薬があるとどれがいいのか迷ってしまいますね。

おすすめの薬をまとめました。

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鼻づまりの薬で点鼻薬は?

★点鼻薬は副作用に注意★

市販の点鼻薬には血管収縮薬が含まれているものと、そうでないものがあります。

血管収縮薬は鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻づまりを抑える作用があります。

この血管収縮薬入りの点鼻薬を使い過ぎると次のような副作用を引き起こすことがあります。

・点鼻薬依存症

(点鼻薬なしでは過ごせなくなる。)

・薬剤性肥厚性鼻炎

(点鼻薬を使い過ぎることによって粘膜が変質肥厚し、よけい鼻づまりがひどくなる。)

他にも使用するたびに点鼻薬が効かなくなるなどがあります。

用法・用量の欄に記載してある一日に使用していい回数や連続使用していい期間を守らないとこれらの副作用が起こりやすくなります。

★血管収縮薬を含まない点鼻薬★

病院ではこの血管収縮薬を使わないステロイド点鼻薬や抗アレルギー点鼻薬、抗ヒスタミン点鼻薬などを処方してくれます。

ステロイド点鼻薬は血管収縮薬が含まれる点鼻薬に比べて即効性はないのですが、副作用がそこまで出ないのである程度安心して使用できます。

従来は病院で処方してもらわなければ手に入らなかったのですが、現在はスイッチOTC

(病院の薬を薬局でも販売できるように転用したもの)

でステロイド点鼻薬を購入できるようになりました。

市販されている血管収縮薬を含まないステロイド点鼻薬、抗アレルギー点鼻薬はこちらです。

・ナザールAR

(ステロイド点鼻薬。血管収縮薬を含まない)

・サテジンAL

(抗アレルギー点鼻薬。血管収縮薬を含まない)

鼻づまりの飲み薬のおすすめは?

★第二世代抗ヒスタミン薬★

市販されている花粉症の薬には第一世代抗ヒスタミン薬と第二世代抗ヒスタミン薬があります。

第一世代の薬で強かった副作用

・口や喉が渇く
・眠くなる
・集中力の減退

これらが、軽減されてのが第二世代抗ヒスタミン薬です。

副作用が軽減されたものの、全くないというワケではありません。

ちまたで言われている第二世代の薬で、各市販薬の効き目と眠気の度合いはこんな感じです。

・アレグラFX
(効き目が強くない、眠気が少ない)

・アレジオン20
(効き目はそこそこ、眠気もそこそこ)

・コンタック鼻炎Z
(効き目が強い、眠気も強い)

・ストナリニZ
(効き目が強い、眠気も強い)

なんとなく効き目と眠気は比例するということが分かります。

この中でも最近特に注目されているのが「アレグラ」です。もともとは処方箋がなければ手に入りませんでしたがスイッチOTCで薬局でも買えるようになりました。

効き目は他の薬に比べて強くありませんが、眠気が少ないのが支持されている理由のようです。

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★病院の薬と市販薬の薬★

病院に行くと複数の薬を処方してもらえますね。

これにはわけがあります。

お医者さんは症状や個人の体質に合わせて

「この成分は必要、この成分は不必要」

「この薬とこの薬の飲み合わせはどうか」

と判断しながら薬を処方してくれます。

一つの症状につき一つの薬が基本です。

ですから薬が複数になり、症状にピンポイントで効くのです。

市販薬の場合は多くの人が一つの薬で症状を解消しつつも、合併症や副作用が起こらないように汎用性と安全性を優先して作られています。

(たとえば市販の頭痛薬だったら、半分は頭痛を解消する成分で、半分は胃を痛めないように胃をいたわる成分、といった具合です)

こういったことから市販の薬の中には病院で処方された薬よりも効き目の弱いものがあります。

病院に行くと何のアレルゲンに反応しているのかも診てもらえるので、対策を打つためにも一度病院にかかるのも一つの手です。

★コスト面★

病院の薬は3割負担ですので、市販の薬よりも安く買えます。

「なんだか花粉症で不調かも…」

という方は市販薬で様子を見るのも一つです。

ですが毎年花粉症に悩まされていたり長期間薬を飲み続けるということでしたら、一度病院で見てもらって薬を出してもらったほうがお得です。

鼻づまりの薬で子供にもいいのは?

★子供の点鼻薬★

大人用の市販の血管収縮薬が含まれる点鼻薬は7歳未満の子供には点鼻しないほうが良いそうです。

(特に2歳前後の子供に点鼻すると痙攣などを引き起こす可能性があるそうです。)

何より点鼻薬をいきなりやろうとすると嫌がる子供が多いです。

確かに鼻にノズルを突っ込まれて噴霧するのは…怖い!

一応子供用の市販の点鼻薬もあるのですが、それは気休めと捉えて病院で処方してもらったものを使ったほうが後々にも良いでしょう。

★子供用の薬もある★

・こどもパブロン鼻炎液S
(生後3ヶ月から使用可)

・エスタックこども用鼻炎シロップ
(生後3ヶ月から使用可)

小さいお子さんでも飲める市販の薬もあります。

しかしそれは点鼻薬同様、一時的なものと捉えましょう。

何のアレルゲンに反応しているかもわかりませんし、子供は花粉症とはこの先も長い間付き合っていくことになります。

花粉症を軽減させるための生活習慣や対策を身に着けるためにも一度お医者さんに診てもらい、そこで飲み薬や点鼻薬を処方してもらいましょう。

まとめ

市販薬はコスト面と得られる効果を考えて一時的に使用して、長引くようなら病院へGO!

病院と薬の内容によってはまとめて薬を出してもらうことができシーズン中1~2回行けば済むこともあるそうです。

自分にあった薬と対処法を見つけて花粉症とお付き合いしていきたいですね。

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