おおむね電化製品に頼って生活している私たちにとって、突然の停電ほど困る事はありあせんね。
停電して心配になってしまう電化製品の一つは何といっても食料を安全に守る冷蔵庫ではないでしょうか?!
食品が悪くなって食中毒にならないためにも停電時に備えておきたいいくつかのポイントを紹介しています。
また、計画停電など事前に分かっている数時間の停電に備えて出来る対策もあげています。
停電で慌てなくても良いように参考にしてください。
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停電の時の冷蔵庫の中身はどうなる?
まず、覚えておきたい事実として、停電後すぐに冷蔵庫の中が温かくなる事はありません。
ちょうどクーラーボックスに食料品が保存されているのと同じく、開けない限りは保冷が保たれています。
雷や何らかの電源の損傷で停電が短時間起きる場合、冷蔵庫を開けなければ中の食品は問題ないと言っても良いでしょう。
ただ、冷蔵庫にギュウギュウに物が詰まっていたり、すでに腐りかけているものが入っていると他の食品に悪影響を及ぼす可能性があります。
常に、適度の空間をおいて食品を保存するようにしましょう。
また、停電が長時間に渡る事が予想される場合は以下のような点に気を付けて復旧を待ちましょう。
①冷蔵庫を出来るだけ開けない
②熱いものを入れて庫内の温度を上げない
③冷凍庫に入っている保冷材や冷凍野菜などを冷蔵庫に入れて保冷をサポートする
④おかずの残りや食べ残しなどは早めに食べるか処分する
⑤生ものや卵など、たとえ冷気の中で保存されていても長時間で心配なものは、食べないか火を通してから食べるようにしましょう。
冷蔵庫の中身は停電すると腐る?
冷蔵庫の中に入っているものから、腐りやすいものを処分するか早めに調理しておく事も良い対策方法と言えるでしょう。
■卵や乳製品
卵は常温でも大丈夫ですが、一度常温になったものを通電後にまた冷やすことはお勧めしません。
引き続き常温で保存するか、早めに使い切ります。
常温で置く場合は生食はしません。
ヨーグルトや牛乳など乳製品は菌の繁殖が早いので、一度開封したものは常温でも半日以上は置かないようにしましょう。
冷蔵庫が常温に近い状態であれば、迷わず処分するようにします。
■生もの
刺身・肉・魚などは、その日のうちに加熱調理して食べ切るようにしましょう。
刺身は事前に冷凍しておくと4時間ほどは問題なく食べられますが、安全面を考えて加熱するか、早めに食べ切るようにします。
■飲み物
小さいお子様がいていつでも飲める冷たい飲み物を確保したい場合は、事前に保冷の利く水筒に入れておくと、冷蔵庫を開けて冷気を逃がしてしまうという事を避けられますね。
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停電で冷蔵庫が冷えている時間は?
停電をしても3時間ほどは温度が保たれていると言われています。
ただ、‟計画停電”など3時間を超える停電が続く場合も考えられますから、普段から冷蔵庫を整理して古くなったものや食べ残ったものなど、
早めに処理しなければならない食品を把握しておくようにします。
復旧時にすでに常温にまで上がっている冷蔵庫は冷え始めるまでに時間が掛かります。
復旧までに以下の点をチェックして使用を開始しましょう。
①通電後半日経っていれば庫内も十分に温度が下がって食料品を入れられる状態になっています。
目安(8℃以下)
②通電前後に変な音がしないかをチェック!
故障を発見したら早めに点検してもらいましょう。
③停電が長時間に及んだ場合、冷凍庫の氷が解けてドレンパン(冷蔵庫下後部などに設置されている)に水がたくさんたまる事があります。
必ず、ドレンパンを空にしておきましょう。
④上記に挙げたような食品を主に、庫内の食品は早めに食べ切るか処分しましょう。
⑤保冷材や水の入ったペットボトルなど、次回の停電に備えて保冷材を冷凍庫に作っておきましょう。
(ペットボトルは冷蔵庫の上部に入れると冷気が下りて庫内全体を冷やしてくれます)
まとめ
災害対策は電気だけではありませんが、こうした対策を知っているだけでもいざという時に慌てる事なく適切な手段を取る事が出来ます。
夏場は特に食中毒の流行も懸念されますから、家族の大きさに合わせて買いだめしないようにする事も出来ますね。
缶詰・乾物など非常食用に常温で保管出来る食品を常備したり、子供のおやつには干した果物やナッツ類なども普段から与えておくと
「アイスが食べられない~」と泣かれる事も避けられるでしょう。
再度確認ですが、くれぐれも停電時に冷蔵庫を開けないようにしましょうね!
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