まだ寒さが続く日本。
温かくておしゃれなウールのコートを愛用している人も多いですね。
ところで、コートのお手入れって意外と知られていないのですが、着用した日に放って置くとカビや臭いの原因になる事をご存知でしたか?
今回はお気に入りのウールのコートを長く着るために家庭で行いたい3つのステップをご紹介しています。
とても簡単なので、ぜひ参考にしてください。
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ウールの手入れでコートはどうしたらいいの?
では、早速お手入れ方法を見ていきましょう。
■ステップ1 ブラシ掛け
馬毛などの天然毛素材のブラシを用意しましょう。
コートの全体を優しくブラッシングするだけで、汚れやほこりをきれいに取る事が出来ます。
種類や値段は好みに合わせて選べますが、ウールコートの場合は柔らかいブラシかやや柔らかいブラシがお勧めのようです。
ブラッシングは毛に逆らうように優しく丁寧にブラッシングしたら、次に毛並みを整えるようにブラッシングしていきます。
■ステップ2 太めのハンガーに掛ける
肩の位置が前後に垂れ下がらないように、幅のシッカリあるハンガーに掛けましょう。
型崩れを予防する事が出来ます。
■ステップ3 一晩以上室内干し
冬場でも汗をかく事を忘れてはいけません。
直ぐに洋服ダンスに閉まってしまうと、蒸れや臭いが染み込んでしまいます。
風通しの良い場所に掛けて置くと、次回着る時までに十分乾かす事が出来ます。
これだけで、十分きれいになり、長く着る事が出来ます。
ウールのコートの毛玉の上手なとり方
では次に、コートの毛玉をどのように直せば良いかを見ていきましょう。
気を付けていても大なり小なり毛玉は出来てしまうものです。
特に、袖やバッグの当たる所など毛玉が出来やすい場所には、普段からブラッシングなどのお手入れをするように心掛けましょう。
毛玉が出来やすい場所
・襟周り
・わきの下
・腕~胸部
・腰周り~裾
・肩周り
・ポケットやボタンホール周り
ウールのコートの場合、毛玉を放って置くと取れなくなってしまいますので、普段からブラッシングを行って毛玉が小さいうちに取り除くようにしましょう。
また、目の粗い食器洗い用のスポンジを撫でるようにブラシイングすると毛玉がきれいに消えるという検証結果も出ています。
ただし、柔らかい素材(セーターや純毛のコート)には逆効果なので、注意しましょう。
また、毛玉取り器を使ったり、はさみで切ったりする事は毛玉だけではなく生地にダメージを与える結果になりかねませんので、行わないか最小限に留めるようにしましょう。
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ウールの毛羽立ちの手入れの仕方
最後に、ウールの毛羽立ちを直して、予防する方法を抑えておきましょう。
先ず、出来てしまった毛羽立ちは以下のようにしてお手入れします。
①ブラッシングをした後、アイロンのスチームを掛けて毛羽だった部分を湿らせます。
②軽く押さえるように圧を掛けて撫でていきます。
③ハンガーに掛けて風通しの良い場所に干して置きます。
毛羽立ちを予防するためには、日々のブラッシングが欠かせません。
また、クリーニングに出したために毛羽立ちがひどく成ったという意見もありますから、クリーニングに出す際には事前に交渉をしておくと、後でトラブルになる事を避けられますね。
また、新しくコートを新調したい方には毛羽立ちが出来やすい以下の点に注意しましょう。
・ポリエステルとウールの混合素材が素材
ウール100%や純毛のコートの方が毛羽立ちは少ないと言われています。
・肩から下げる布のバッグやリュックなど背中に負うタイプのカバン
バッグは手提げか、表面がツルツルしているものが良いと言われています。
・サイズが大きいまたは小さい
体に合っていないコートは内外からの摩擦を受けやすくなり、毛羽立ちが出来やすいと言われています。
まとめ
いかがでしたか?
簡単な日々のケアとお手入れで、大切なコートをきれいに長く着る事が出来ます。
毛玉が出来ても直す方法が分かったので、恐れる事なく着る事が出来ますね。
今日からでもまだ間に合いますから、専用のブラシや身に着ける物を見直してみましょう。
また、汚れやシミが付いた時は素早くお手入れして、きれいに見えても季節の変わり目には必ず適した洗濯をして次期に備えましょう。
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