まだまだ寒い日が続きますね。
我が家にとっても、こたつは欠かせない冬のアイテムです。
ところで、ウッカリこたつを付けっぱなしで出掛けてしまう事ってありませんか?
こたつを付けたままで放置すると火事になったりして危険なのでしょうか?
また、外出先から打てる手立てはあるのでしょうか?
今回は、ウッカリの時に備えて、こたつのメカニズムを検証していきましょう。
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こたつをつけっぱなしで仕事に行ってしまったらどうすればいい?
こたつから出火する事があるという事実を認識していない人は意外と多いようです。
現に、こたつからの出火が原因で死亡事故も発生しています。
後ほど詳しく取り上げますが、特に年齢層の高いのお宅から出火するというケースが多く見られます。
自宅はもちろん、実家や遠くに離れて住む祖父母のお宅も気になる所ですね。
では、こたつを付けっぱなして出掛けてしまった場合に備えて、家に帰る事を避けて外出先から出来るいくつかの手段を挙げておきます。
■タイマーを使う
気を付けているようでも、ウッカリ消し忘れが目立つ場合は、電源とこたつの間に別売りのタイマーを取り付けて自動的に消えるように設定する事が出来ます。
これが、確実で安全な方法の一つです。
■大家さんに連絡してブレーカーを切ってもらう
アパートまたはマンションなどにお住いの場合は、気付いたら直ぐに大家さんや電気会社に連絡して、ブレーカーを切ってもらうよう依頼する事が出来ます。
1日中という程度なら安全ですが、数日~数週間家を空けると言った場合は、危険度が高くなります。
また、仮に何事もなくても電気代に関わってきますので、気付いたら早めに手を打ちましょう。
■温度調整(サーモスタット)が機能していればまず大丈夫
こたつには温度を調節するサーモスタットが付属されています。
普段こたつを使用していて、温度を調整している音や温度を感じるならば調整の機能が働いている証拠と言えます。
次の項で挙げているように安全に使用するための点検を怠らないようにしましょう。
■迷わず家に帰る
一人暮らしで誰にも頼めないような場合、職場でずっと心配するよりも、家に一度帰って安全を確認してから仕事に戻りましょう。
家や他の人に与える被害を考えれば、仕事よりも何を第一に出来るか理解出来ます。
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こたつのつけっぱなしは火事の原因になるの?
毎年、冬の時期に30~40件の火事が発生すると言われているこたつからの出火。
その多くが、防ぐ事が出来た要因によるものであると言われています。
では、実際にどんな条件でこたつから出火する場合があるのか見ていきましょう。
①温度ヒューズの破損
先にも挙げたように、こたつの温度はサーモスタットの働きによって、一定の温度以上に上がらない設計になっています。
この設計が故障している場合、温度は上がり続けていきます。
普段から、こたつが熱いなと感じる場合は注意しましょう!!
②ほこり
ヒーターの部分にほこりが溜まっていると、引火しやすくなります。
普段からこまめに掃除しておきましょう。
③洗濯物
生乾きの洗濯物を乾かしたい時に考えるのがこたつかもしれません。
しかし、衣類は引火しやすい事をお忘れなく!
こたつでは衣類を乾かさないようにしましょう。
④コードの損傷
コードが折れていたり、こたつの足に踏まれていたりするとコードにキズが付き出火しやすくなります。
ねじれていないか、破損していないか確認しておきましょう。
⑤座布団や座椅子が押し入れられている
座布団などが直接ヒーターに当たっている事で出火してしまうケースが多くあります。
座布団などは中に入れないようにしましょう。
⑥こたつの掛け布団や天板
布団がなかったり正しく使用されていない場合、温度調節が正しく機能しないためにサーモスタットが機能しない場合があります。
きちんと覆える掛け布団と天板を使用します。
⑦たこ足配線
発電する電気機器は特に多くの電力を使います。
一つのコンセントからたくさんの電力を使いまわすと電気代が上がるばかりか、安全性にも問題が生じます。
特に、電力を多く使うこたつは他の機器と共有しないように注意しましょう。
⑧こたつ用の敷物
こたつ用に用意されている敷物を使う事で、温度調整が正しく保たれると言われています。
特にホットカーペットや毛の長いラグをこたつ敷きにしている場合は、その分電力を使っている事を思いに留めて、安全に使用するように努めましょう。
⑨ペットがいる場合
留守の間に寒いと可哀想だからという意見もありますが、こたつは裾が開いているだけで温度調節が効かなくなります。
ペット用のものを使うか、エアコンなど別の手段を考えてあげましょう。
⑩お年寄りの方や小さい子供
特に注意をしたいのが低温やけどです。
大げさなと思われるかもしれませんが、後悔先に立たずです。
十分に注意してあげましょう。
まとめ
こたつは安価で温かいですが、リスクもある事がお分かりいただけたでしょうか?
購入した際の説明書を見ると、正しい使用方法が記載されていますが、きちんと読んでいる人は何人いるのでしょうか?
意外と知らない事が多いかもしれません。
でも今からでも間に合います。
この機会に電気機器の正しい使い方と、安全点検が出来るかもしれませんね。
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