悪天候だったり、事故や車両点検などさまざまな理由で電車が遅延してしまうことがあります。
こんなときは、鉄道会社から「遅延証明書」が発行されます。
では、電車の運休の場合はどうなのでしょうか?
電車の遅延などで発行される証明書は、どのようなものがあるのでしょうか?
また、遅延の場合は何分遅れから発行されるのでしょうか?
電車での通勤通学をされている方には、知っておいて得する情報です。
ちょっと確認してみましょう。
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電車の運休の場合は遅延証明書が出るの?
遅延証明書というのは、電車が遅れたことに対する証明書になります。
どのような鉄道会社でも遅延の場合は、遅延証明書というものがあります。
遅延証明書は、列車の遅れが原因で、学校や会社に遅刻してしまった場合、遅刻の原因が鉄道会社にあることを証明する目的で使われます。
ところが、電車が運休となった場合はどうなのでしょうか?
電車が動いていないのに、「遅延証明書」は出すわけにはいきません。
鉄道会社によっては「運休証明書」というものを発行している場合もありますが、遅延の場合と違って、鉄道会社によって異なります。
運休証明書はないと思っていたほうがいいです。
JRの場合は、電車が動かなくなってしまった場合、代替バスや他社の路線を利用しての対応を取ることが多いです。
そのための「振替乗車券」を配布して、対応します。
その後、JR路線が復旧すれば、「遅延証明書」を発行する形になります。
なぜ、遅延証明書はあるのに、運休証明書はないことが多いのでしょうか?
列車の遅延は大きく報道されないこともありますが、運休の場合、特に朝から止まっている場合などはテレビ、ラジオ、ネットでのニュースでも報道されるので、改めて証明書を出さないようです。
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電車の遅延証明書のもらい方は?
遅延証明書のもらい方は大きく4つの方法があります。
①該当路線各駅で配布しているものを受け取る。
遅延の時間帯では、駅員さんが駅構内で配布していることもあるので、それを受け取ることができます。
②該当路線各駅の窓口で受け取る。
5分程度の遅れでは、駅構内では配布していません。そんなときは直接改札窓口で発行してもらいます。
③鉄道会社のHPに掲載されているものを印刷する。
各鉄道会社のHPで遅延証明書をダウンロードすることができます。過去の遅延状況を確認することができ、再発行も可能なので便利です。
④自動改札機から発行する。
どの会社でも基本的に5分以上の遅れが発生すると、遅延証明書を発行されます。
しかし、首都圏の鉄道会社では24時以降の電車では遅れても遅延証明書が発行されない場合があります。
この時間帯であれば、通勤通学に影響がないからだと思われます。
また注意しなければならないのが、遅延証明書は電車の遅れだけを証明するものであって、その電車に乗れなかったことによって生ずる損害を補償するものではありません。
電車の遅れによって、予定していた他の交通機関を利用できなかった場合も補償はされないということを覚えていて下さい。
電車の遅延証明書は再発行してもらえるの?
遅延発生当日に証明書をもらい忘れた場合や紛失した場合、再発行してもらえます。
どこまでさかのぼって発行してもらえるかは、鉄道会社によって異なりますので、注意して下さい。
最短で7日、最長で35日とバラつきがあるので、再発行が必要になった場合は早めに対策と取ったほうがいいですね。
まとめ
電車の遅延、運休はいつ起こるかわかりません。
もしもの時に備えて、遅延証明書のもらい方や自分が使っている電車では何分の遅れから遅延証明書が発行されるのかを知っておくといいですね。
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