大切なペットのワンちゃんが下痢をしたとき、不安と心配でいっぱいになりますよね。
このとき、おうちで様子を見続けてもいいのか、すぐに病院へ連れて行った方がいいのか、迷った経験のある方も多いと思います。
今回は、愛犬が下痢になったときのお話をしていきますね。
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犬が下痢をする病気は?
犬が下痢になるということは、何か病気が潜んでいるということなのでしょうか。
可能性としては3種類考えられまして、ひとつは「小腸性下痢」です。
1度に出す便は大量ですが回数は多くなく、軟便もしくは水っぽい便のことが多いです。
その便の色が黒色のときは、小腸内で出血を伴っている可能性があります。
長い間継続してこのような下痢が続くときは、体重減少、嘔吐、脱水も合併症として起こり得ます。
もうひとつ、「大腸性下痢」の可能性もあります。
こちらは小腸性のものと違って、1度に出す便は通常通り、もしくは少量ですが頻繁に下痢が起こります。
粘り気があり軟便であることが特徴的です。
血便が出るときは、大腸内で出血を伴っている可能性があります。
体重に関して言えば、大腸性のものは特に変わりはないようです。
最後に、細菌感染やウイルス感染が原因である下痢。
このときは数日間にわたって激しい下痢、嘔吐、脱水、発熱などを発症します。
重篤な症状になれば命の危険も予想されますので注意が必要です。
しかしながら、嘔吐など下痢以外の症状が出てなければ、一過性のものである可能性が多いと言われていますので、愛犬のことを思って心配ではありますが、数日間で治ることが多いようです。
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犬の下痢の回数を確認する
愛犬が下痢をしたとき、病院へ連れていくかどうか迷いますが、はじめは下痢の回数を見て判断しましょう。
1、2回であれば様子を見て、体内で出血が見られるときは、血便、もしくは黒色の便が出るので、便の様子を見ての判断になります。
最終的には、犬の様子を見て判断してあげましょう。
ぐったりしたようすや食欲がないようす、便の回数が多かったり嘔吐を伴っているとき、長期間下痢が続いて体重減少となると、病院へ行く方がいいと言えます。
もし愛犬に下痢の症状が見られるときは、全身状態と便の様子、そして摂取したものをよく観察してメモを残しておきましょう。
そうすることで病院へ行ったときも獣医も適格な処置を行えますし、ワンちゃんの治療のためにもなります。
さらには今後また下痢になったときにも活用できますよ。
大切なワンちゃんのことをしっかりと見てあげてくださいね。
犬の下痢を自宅で治すには?
では自宅で様子を見るとなったとき、どのようにして治療を進めてあげればいいのでしょうか。
まず、無理に下痢を止めないであげましょう。
愛犬が辛そうなのは見てられませんが、下痢を起こしているといことは、体内の菌などを排出させようとしているということです。
なので、便はすべて出せるように環境を整えてあげましょう。
このとき、脱水症状に気をつけてあげてください。
次に、食事について。
下痢を起こしているときは消化管が炎症を起こしているということもあり得ます。
そのため、消化管を休ませてあげることも必要です。
断食がよく推奨されていますが、犬にも体質があり、食べられないことがストレスだと感じたり低血糖を起こしてしまったりすることも犬によってはあるようです。
したがって、食事をするときは、下痢の原因だと考えられる食品以外のもの、かつ消化のいいものを、通常食べていた量の三分の一くらいに抑えて与えてあげてください。
最後に、あたためてあげてください。
人間も冷えたら下痢になることがあるように、同様のことが犬にも起こり得ます。
腹巻や毛布などで冷えた身体をあたためてあげましょう。
それだけでなく、飼い主である私たちが手を添えてあたためてあげましょう。
ワンちゃんも安心して休めますね。
まとめ
さて、犬の下痢についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。
大切なワンちゃんの身体の調子が悪いとすごく心配になりますよね。
判断は飼い主である私たちに委ねられますが、最適な決断ができるよう、しっかり愛犬の観察をしてあげましょうね。
何か変だと思う点があれば、病院へ迷わず行くことも大切ですよ。
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