故人が亡くなってから四十九日を過ぎて初めて迎えるお盆のことを初盆(または新盆)と言います。
初盆は通常のお盆とは若干しきたりなどが異なることがあり、より丁寧に供養します。
では、初盆の際の服装はどうすればいいかご存知でしょうか。
今回は初盆での男女の服装について、ご紹介していきます。
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初盆の参りの時の服装は?
初盆のお参りは故人に関することなので、お葬式に出席する際のように喪服でいくべきなのかどうか悩むところだと思います。
これは、お参りする人が故人の親族なのかそうでないのかによっても異なります。
遺族の場合は、喪服で参加するのが基本とされています。
これは、参列者よりも軽装になってしまうことがあると失礼になってしまうので、それを避けるためでもあります。
ですので、もしこれを親族のみで行うのであれば略式軽装でも構いませんが、その場合は親族間で服装の形式に大きな違いが出てしまわないように事前に連絡を取り合って、服装を合わせられるようにすることをおすすめします。
遺族以外の場合でも基本的には喪服であった方がいいですが、これが自宅で行われる場合もし案内状に「平服でお越しください」といった文言があった場合にはその通り平服でも構いません。
初盆の服装で女性の場合は?
では具体的に、女性の場合はどのような服装が好ましいのでしょうか。
和装の場合であれば、黒色無地の染め抜き五つ紋付が正式な喪服です。
洋装の場合であれば、黒色無地のアフタヌーンドレスが正式な喪服です。
しかし、お盆時期というのは8月で非常に暑いですから最近では体温調節のしやすい略式軽装といった服装で参列する場合も非常に多いです。
その場合は黒色のワンピースやアンサンブルのような服装が好ましいです。
学生であれば、まだ喪服を持っていないという方も多いでしょうからそのその場合はシャツが白色無地でスカートが黒色または紺色であれば普段通学時に着用している学生服でも構いませんし、黒色無地のワンピースがあればそれでもかまいません。
これは親族・そうでない場合、どちらでも共通でいえることです。
また、女性の場合はアクセサリーをつける方もいると思いますが、注意すべきは派手にならないようにするということです。
金色のものや光沢のあるものは避けるようにしましょう。
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初盆の服装で男性の場合は?
では、男性の場合ではどうでしょうか。
和装の場合であれば、五つ紋付羽織り袴が正式な喪服です。
洋装の場合であれば、黒のモーニングコートが正式な喪服です。
例に漏れず、男性の場合でも例外として略式軽装を着用することがありますし、その場合はブラックスーツが好ましいでしょう。
学生の場合は、女性のときと同じくシャツが白色無地でズボンが黒色または紺色であれば普段通学時に着用している学生服でも構いません。
男性の場合も女性の場合と同じで、親族・そうでない場合、どちらでも共通でいえることです。
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初盆についてのあれこれをまとめました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
こういった冠婚葬祭での服装というのは、間違ってしまうと場合によっては相手方に失礼に当たる場合もあります。
間違った知識によりそうなってしまわないためにも、ここで事前に予習していただければと思います。
男女・親族かそうでないかによって服装に異なる部分は若干あるものの、共通していえることは派手な格好をしないということです。
白黒を基本とすれば失敗はしないでしょう。
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