9月の敬老の日、保育園ではおじいちゃんおばあちゃんを招いたイベントを企画したり、プレゼントを製作したりと、その日に向けて製作に力を入れます。
保育園では保育の一環として取り入れているところも多いと思いますが、どういったねらいがあって敬老の日にハガキを出したりしているのでしょう。
ここでは、保育園児向けの、敬老の日のプレゼントについて紹介します。
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敬老の日のプレゼントを製作させるなら?
保育園児が制作する敬老の日のプレゼントの定番といえば、手形や折り紙、切り紙を利用したメッセージカードでしょう。
おじいちゃんおばあちゃんに対する感謝の気持ちを伝えるメッセージカードは、受け取った側はとてもほっこりとした気持ちになります。
メッセージの伝え方はいくつかあり、おじいちゃんやおばあちゃんが遠方の場合は「はがき」を、近くに住んでいる場合は「メッセージカード」を利用します。
また、普段利用できる「しおり」、壁に飾ることができる「色紙」などを作ってもよいでしょう。
ただ、保育園児にとっては、自分でメッセージを書くのが難しい子も多いでしょうし、上手に文字を書くことが出来るようになるのは、4~5歳児クラスになってからになります。
そのため、メッセージ自体は定番の内容、一律の内容として、メッセージに沿えるものを製作することになります。
0歳児であれば、笑顔の写真を撮って、1歳児であれば手形や足型を取って、デコレーションは先生が行うというように、年齢によっても作り方は異なります。
2~3歳児であれば糊やハサミを使って、切った紙を貼って花に見立てたり、簡単な折り紙を折ってメッセージカードに貼り付けます。
4~5歳児であれば、手先もだいぶ器用になってくる年頃なので、少し複雑な折り紙や切り絵を貼ったメッセージカードなどがあります。
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敬老の日の製作でハガキを作ってみよう!
核家族世帯が多くなってきた昨今では、おじいちゃんおばあちゃんが遠方に住んでいるというお宅は多いことでしょう。
遠方に住んでいると、保育園が敬老の日のイベントを企画したとしても出席することが難しくなります。
そのような場合には、感謝の気持ちを送るためにハガキを利用しましょう。
敬老の日の製作で、実際にハガキを作る場合には、まず事前に、おじいちゃんおばあちゃんの住所、氏名を書いたハガキを用意する必要があります。
もし他界しているなどして、おじいちゃんおばあちゃんがいない場合には、大切な人に宛てて製作します。
前述したように、年齢に応じて適した製作方法、内容があります。
折り紙、切り絵、塗り絵、手形、足型、など、できれば子供たちと相談して、子供たちが自分で作った、と思える内容にしましょう。
小さいうちは、敬老の日の意味が良く分からず、感謝の気持ちを込めるというよりも、製作自体を楽しむことだろうと思います。
成長するにつれ、その意味を理解し、相手のことを考えながら製作ができるようになっていきます。
製作の内容が決まったら、さっそく取りかかりましょう。
出来上がったら、保育園での散歩のときにでも皆でポストに投函できればいいですね。
敬老の日の保育のねらいは?
敬老の日には、お年寄りを敬い、感謝の気持ちを伝えます。
保育園で敬老の日のプレゼントを制作するのは、家族や親戚、ご近所などのお年寄りに対する感謝の気持ちを養うこと、相手のことを思いやり、考えられるようになることを狙いにしています。
年齢にもよりますが、製作をとおして、敬老の日の意味を理解して、相手を思い、どうしたら相手が喜ぶかを考えながらプレゼント製作に励むことは、自分自身の喜びにもつながるのだということを学べるよい機会です。
誰しもが、子供たちには、相手を思いやり、相手の気持ちを考えられるようになってほしいと、願うのではないでしょうか。
核家族化が進み、多くても年に数回しかおじいちゃんおばあちゃんに会わない、という子供もいるでしょう。
近所づきあいが希薄になってしまうと、近所のお年寄りとのふれあいの機会も少なくなります。
敬老の日のイベントでは、近所のお年寄りも招待する、という保育園もあります。
この敬老の日をきっかけに、おじいちゃんおばあちゃん、そして近所のお年寄りのことを思い、触れ合う機会を設けることで、家族や地域の絆を深めるねらいもあるでしょう。
まとめ
保育園における敬老の日の製作は、相手を思う気持ちを養い、それが自分の喜びにつながることを学ぶ、よい機会です。
敬老の日を、家族の絆、地域の絆を深めるための日ととらえることもできますね。
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