汚れた衣類を洗濯する洗濯機ですが、洗濯した後の衣類に雑巾のような臭いがついてしまった、洗濯しようと思って洗濯機のフタを開けたらなんとなく嫌な臭いがしたなどの経験がある方もいるかと思います。
この洗濯機の嫌な臭いには原因があります。
この原因別の対策をすると、嫌な臭いとはサヨナラすることができます。
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洗濯機が掃除しても臭い!
洗濯機を掃除しても、なんだか臭いがすることがあります。
この嫌な臭いの原因には、4つあります。
嫌な臭いをシャットアウトするには、原因別の対策が必要となります。
①雑巾のような生乾きの臭い
これは、洗濯槽で繁殖しているマイコバクテリウムという細菌が作り出す硫黄化合物による臭いです。
細菌は、繁殖しやすくなる環境があります。
湿気、温度、栄養の3つの要素がそろうと、繁殖しやすくなってしまいます。
洗濯する前の洗濯物についている皮脂、汗などの汚れが細菌の栄養分となり、洗濯槽の中に入れたままにしておくと、湿度が上がり、細菌の繁殖しやすい環境となってしまいます。
そのため、洗濯機に雑巾のような生乾きの臭いがついてしまうのです。
②カビ臭
衣類をキレイにするため、洗剤を使っている洗濯機だから、汚れなんてないと思いがちですが、カビの温床になりやすい環境なのです。
洗濯機の洗剤投入口は、洗剤の残りがつきやすく、汚れやすいものです。
また、洗濯槽の裏側は、水分が蒸発しにくく、衣類の汚れや溶け残ってしまった洗剤がたまって、カビの原因になってしまうのです。
そのため、カビの臭いがしてしまうことがあるのです。
③洗剤の臭い
洗剤の香りは、いろんなものがあります。
「洗濯した衣類がいい香りがしたのがいい」と香りの強い洗剤や柔軟剤を使われることもあります。
すすぎで流しきれなかった洗剤や柔軟剤の異なる香りが、細菌やカビの発する臭いと混ざってしまうことで、嫌な臭いとなってしまうことがあります。
④下水の臭い
排水口から上がってくる下水の臭いがすることがあります。
排水トラップがついていなかったり、排水トラップと排水口が汚れていたりすることが原因です。
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洗濯機が臭い原因は?
ドラム式洗濯機の場合、洗濯機そのものから出る臭いのほかに、乾燥をかけるときに臭うことがあります。
それは、乾燥中に臭いの原因となる細菌やカビ、洗剤の残りかすが蒸発することによって、臭うのです。
また、新品のドラム式洗濯機の場合は、油のような臭い、ゴムやプラスチックの臭いが気になることがあります。
基本的には部品からの臭いですので、1~2週間程度使っているうちに気にならなくなります。
それでも臭いが消えない場合や焦げ臭い臭いがするときは、洗濯機自体が故障していることも考えられるので、販売店やメーカーへの問い合わせをおすすめします。
洗濯機の臭いの取り方で重曹は効果がある?
洗濯機の臭い対策で、重曹は思わぬ効果を発揮します。
重曹には
・石鹸と同じ弱アルカリ性なので、酸を中和したり、汚れを分解する効果があります。
・消臭効果も強い。
といった特徴があります。
しかも、人体へに害が少なく、安全なので安心して使うことができます。
洗濯機にぬるま湯を最大水位まで入れたところ、カップ1杯(200ml分)の重曹を入れ、洗濯機を回します。
洗濯機を回した後は、そのまま5~10時間ほど放置しておきます。
放置した後、汚れをすくい取り、汚れが見えなくなるまで洗濯機を回します。
最後に洗濯機をしっかりと乾燥させて、終わりです。
まとめ
衣類をキレイにする洗濯機ですが、思わぬところが汚れていて、それが臭いの原因となっています。
・洗濯するときは適量の洗剤を使い、洗濯槽に汚れをためないようにすること
・洗濯機自体も汚れてしまうので、定期的に洗濯機の掃除もすること
・排水口もキレイにしておくこと
が洗濯機からの臭い対策となります。
キレイな洗濯機なら、臭いもなくなりますよ!
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