幼稚園の入園にあたって必要となる入園願書ですが、希望者全員入園できるところもありますが、応募人数が多い幼稚園などは、書類選考や面接を行うところもあります。
そういった人気のある幼稚園や私立の幼稚園でお受験などをされる場合もあると思います。
ここでは、入園願書の教育方針の書き方について説明します。
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幼稚園の願書の教育方針の書き方は?
幼稚園を選ぶときに基準となることは、子供の性格とあっているか、幼稚園の教育方針が家庭の教育方針とあっているか、ということを重視されるかと思います。
幼稚園の教育方針というのは、子供にどう育って欲しいか、ということを示したもので、早期教育に力を入れているところや、創造性を育むために遊びに力を入れているところ、個性を伸ばすことに力を入れているところなど、幼稚園によってその考え方は様々です。
幼稚園ごとの教育方針は、幼稚園のホームページや説明会に出席することで確認できます。
まずは、ご家庭での教育方針を改めて確認し、幼稚園の教育方針と合致しているかを考えて見ましょう。
教育方針には、日々の生活の中でどのように育って欲しいか、どんなことに重点を置いて育てて生きたいか、という、家庭での考え方を記入します。
それが明確でないようであれば、幼稚園の教育方針を参考にして、その教育方針に納得できれば、その内容に沿った形で書いてもよいでしょう。
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幼稚園の願書で教育方針の自主性についてはどう書けばいい?
家庭での教育方針として、自ら考えて行動できる子供に育てたいといった、自主性を育むことを重視している場合、それを分かりやすく、具体的な事例を入れて記入すると良いでしょう。
自主性を育むためには、日常の小さなことからでも、子ども自身に決定権を与え、それを認め、その子供の自分らしさを育むことが重要とされています。
例えば、「その日に着る服を自分で選ぶように勧めている。」「散歩に行くときにどっちの道を通るか、どこの公園に行くのかを決めさせている。」「何かひとつ、その日に必ずやることを決めてもらう。」など、実際のエピソードを踏まえた上で、「まずは小さなことから、自分で決めたことに自信が持てるようにしている。」「出来る限り、自分のことは自分でできるように、子供がすることにあまり口を出さずに見守るようにしている。」というように記入しても良いでしょう。
あまり良いことばかりを書く必要もありませんし、まだ小さい子供のことですので、親がある程度誘導してあげる必要があるのは当然です。
子供のペースに合わせて、自主性を育むために意識していること、そして将来的に自主性・主体性をもった大人になって欲しいと考えている、ということを記入しましょう。
幼稚園の願書の教育方針のその他の例文は?
その他、挨拶や思いやりといったことを重視しているということを記入したい場合にも、できれば具体的なエピソードを挟み込んだほうが、分かりやすくなります。
挨拶や思いやりの気持ちが大事である、ということは当たり前のことではありますが、初めのうちは習慣化しないとできないこと、そして、相手の立場に立って考えるということは、意識しないと難しいことかと思います。
例文としては、次のようなものでしょうか。
「我が家では、挨拶をきちんとすること、そして思いやりの気持ちを持つことを心がけています。挨拶はコミュニケーションの基本であり、朝晩や外出時、近所の顔見知りの方にあったときには、必ず挨拶をするようにしています。また、人やものを大切にし、自分がされたらどう思うかということを考えて行動できるよう、相手がどう思うかを考えることができるよう声掛けしています。」
記入欄に余裕がある場合には、その習慣によって現在どうであるか、といったことを具体的なエピソードを踏まえて記入すると、どんな子供かということが、より伝わりやすくなります。
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まとめ
幼稚園の入園願書を記入することをきっかけに、ご家庭の教育方針を見直すこともよいでしょう。
面接にも備えて、入園願書の教育方針欄には具体的に記入するようにすると、わかりやすくなり印象も良くなります。
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