急な訃報やお祝ごとには、こちら側の気持ちを早く伝えたいという思いが誰にでもあるはずです。
そのような時に便利なのが「レタックス」や「電報」です。
今は電子メールやラインといった通信手段が主流となりつつありますが、それでは失礼にあたる場合もあります。
相手に対して敬意を表す場では、決して失礼のないように適した方法で気持ちを伝えたいですね。
今回は、レタックスや電報についてご紹介したいと思います。
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レタックスと電報の違いは?
レタックスと電報というシステムをご存知ですか?
私は結婚するまでレタックスを知りませんでしたが、親族のお葬式に列席した際に初めて見たのです。
よくある電報だと思いましたが、見覚えのある手書きの字だったのでその時レタックスを知りました。
レタックスというのは、名前から連想できますが「レター」と「ファックス」の合成といえるものです。
レタックスは日本郵便の商品として有名であり、電報はNTTの商品として現在も進化しています。
利用方法にも違いがあります。
レタックスのもともとの目的は、お祝いやお悔みの気持ちを伝えるのではなく、ファックスを利用して文面を局内で送受信することでした。
その反面、昔から用いられていた電報は、電話などが普及する前に緊急連絡手段としてさまざまな場面で利用されてきました。
よく戦時中の映画やドラマで、配達人によって小さい紙を届けるシーンを見た人もいるかと思います。
戦後から現代にかけて、通信方法も発達してきたためにレタックスも電報も利用者は増え、便利になってきます。
現在も使用目的により、両社ともさまざまなサービスを取り入れて工夫をし利用者のニーズに応えているのです。
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レタックスの書き方で宛名はどうすればいい?
ここからはレタックスについてご説明したいと思います。
先程ご説明したように、レタックスでも電報のような使用方法ができます。
お祝なら祝電として、訃報に対しては弔電として、速達と同じ扱いで手続きした郵便局から送信したい住所の近隣郵便局にFAXされて配達されます。
郵政民営化前は、窓口での申し込みで現金と併せて送ることもできましたが、民営化と同時に廃止となるなど、サービス内容も変化しています。
直接窓口に行って申し込む場合は、専用の原稿用紙をもらい原稿を書いて基本的に自筆での送信になります。
宛名は自宅ならフルネームの後に「様」を付けますが、式場や斎場ならばその正式名称の後に「気付」と記しましょう。
その後に、お祝ならフルネームの後に「様」を、お悔みなら送りたい人に応じて書き方も異なるため、問い合わせるのがいいと思います。
窓口に行けない時はWebレタックスという、インターネットを使っての申込も可能です。
自筆にはなりませんが、時間のないときや原稿をなかなか書けない時にお勧めのサービスです。
このサイトなら、宛名の書き方や文例も載っていますので、日本郵便のサイトを調べてみてください。
レタックスの配達時間はいつ?
気持ちを伝えるためには、配達時間や状況は一番気になりますね。
レタックスは電子通信でのやり取りですから、普通の郵便よりは早く届きます。
急ぎの場合は、午後3時まで手続きすれば当日中に配達されるのがほとんどです。
ただし一部地域によっては、午後1時30分までとされている場合もあるので、窓口で確認するか郵便局のサイトで確認することが必要です。
余裕がある場合は、前もって郵便局から用紙を入手して原稿を作成しておけば希望日時に配達されるでしょう。
これは申し込みの翌日から10日以内のことで、配達日と配達時間の指定ができるという
サービスです。
配達時間は、午前なら9時から12時で、午後なら12時から19時と設定されています。
ただ、その日の天候や状況により多少の時間の遅れはあるので、Web申し込みのサービスに限り追跡サービスを利用し状況の確認ができます。
やはり時間通りに思いが伝わるのが一番ですから、急ぎの場合でも焦らず手続きをしましょう。
まとめ
レタックスも電報も、思いを伝えるという目的では同じ。
どちらも手続き次第で、当日中に着きますのでぜひ利用してみてはいかがでしょう。
電子メールやラインといった、文面だけで形に残らない通信手段もありますが、気持ちを込めてメッセージを考えて素敵な台紙とともに送りましょう。
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