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ふるさと納税の損益の分岐点でお得なのか、メリットのある年収はいくらなのかが見えてくる?

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ふるさと納税をやってみようと考えている方、これは本当にお得なのか、それとも損なのか、気になりますよね。

寄付をして返礼品をもらえる、しかも住民税や所得税は控除される、何より応援している自治体やふるさとへ寄付ができて有効活用してもらえると考えると、お得だと感じますが、本当はどのくらいお得なのでしょうか?

詳しくみていきましょう!

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ふるさと納税の損益の分岐点は?

ふるさと納税に関する損益の分岐点はどう判断すればいいのでしょうか?

例えば、年収350万円で高校生以上のお子さんが2人いらっしゃるご家庭を想定しましょう。

年収350万円の方が可能な寄付金額は5,000円で、とある地域に5,000円のふるさと納税をしたとします。

以前であれば、確定申告をしなければならず、これがネックとなってなかなかふるさと納税もしない方が多数いましたが、現在では「ワンストップ特例制度」というものがあり、1年間の寄付の中で、5つの自治体までは確定申告をしなくてもいいといった制度があるので、比較的取り組みやすくなっています。

確定申告をしなくてもいいと言いましても、申請書を自治体に送らなければいけないので、その点だけ覚えておきましょう。

複雑な書類ではないので大丈夫だと思いますよ^^

さて、寄付をしてから後日、自治体から返礼品である野菜が届きました。

こちらの自治体では還元率50%と高い割合であり、届いた野菜も2,500円相当であると見込まれます。

翌年4月、寄付金額5,000円より自己負担額の2,000円がひかれた3,000円が税務署より振り込まれ、税金還付を受けることができました。

では、この例では損益分岐点はどこにあったと言えるでしょうか?

この場合、5,000円が分岐点であると考えられます。

自治体によっては、寄附金設定が3,000円のところもあります。

その自治体も還元率50%だとしましょう。

すると、返礼品は1,500円相当のものが見込まれますよね。

しかしながら、これで返礼品をいただいたとしても、自己負担額の2,000円よりは下回ってしまい、お得感がありません。

一転、5,000円の寄付をしたということであれば、2,500円の野菜を2,000円の自己負担額で購入したとも言え、お得であると感じられますよね。

また、どっちにしろ翌年には払うはずだった5,000円の税金を、好きな自治体に寄付をしてお礼として野菜をもらえたと考えても良いと思います。

このように、年収によってですが、それぞれ損益の分岐点はあります。

さらに言えば、扶養家族の状況でも、納税可能額に変化も見られますので、ふるさと納税をする際は必ず前もって確認した方が良いと思います^^

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ふるさと納税はお得なのか?

ここで疑問が浮かびます。

本当にふるさと納税はお得なのか?

翌年の税金分を好きな自治体に寄付して有効活用してもらい、そして翌年分の所得税と住民税から自己負担額2,000円分以外は還付され、かつ返礼品としてお肉など自分が普段買わないものをゲットするのでお得だ!と考える方も多いと思います。

しかし、ここで少し考えてみてください。

すごく豪華な返礼品がもらえるのでお得だと考えている方、本当にその返礼品は欲しいものですか?

本当に欲しいものが、自己負担額の2,000円で手に入りましたか?

実際にとある自治体に寄付して、500gの黒毛和牛を返礼品でいただいたとしましょう。

2,000円で豪華な黒毛和牛を買うことができましたが、本来ならばその2,000円もふるさと納税をしなければ出なかった支出です。

また、税金還付が行われるのも翌年のこと。

寄付金額は先払いなので、その年に切り詰めてまでその返礼品が欲しいかどうか?との疑問点につながっていきます。

その上、寄附金限度額も収入によって設定されており、かつ、その人の控除限度額も変わってきます。

単純に10万円寄付できるから10万円寄付した、翌年に98,000円が返ってくる方とそうでない方もいます。

それぞれの限度額を理解した上で、ふるさと納税をする必要があると言えますね。

結論を言いますと、ふるさと納税が本当にお得かどうかは、その人の年収によっても違いますし、家族構成にも変わってきます。

そして、一番大きいのは、その方の損得勘定ではないでしょうか。

好きな自治体に寄付できて、そこに住んでいる住民の方のお役に立てた、しかも豪華な返礼品をいただけて、税金も還付された、これをトータル2,000円でできた!と考えるか、結局は支払わなければならないお金や手間をかけて普段必要としない返礼品を先払いしてまでもらうと考えるか、だと思います。

先ほど申しました通り、手間については、ワンストップ特例制度もでき、確定申告といった難しいこともしなくてよくなりました。

この点では、納税しやすくはなってきていますが、先払いをすることや年収や限度額もその時点の計算で間違いがないか等、目に見えないことがたくさんあるため、本当にお得なのかどうかがわからず、結局は税金として支払うものだからと、ふるさと納税を利用しない方がいるのも事実でしょう。

ただ単純に、ここの自治体に頑張ってもらいたい、ふるさとである地域に寄付をしたいという気持ちで行うこともいいと思います。

今ではインターネットでもたくさんのふるさと納税サイトがあります。

是非のぞいてみて、ご家庭の年収などと比較してみてから、検討してみてくださいね。

ふるさと納税でメリットがある年収は?

皆さん、もうひとつ気になる点があると思います。

それは・・・ふるさと納税をするにあたって、メリットがある年収はいくら?ということ!!

実は、このふるさと納税、高所得者であればあるほどお得なんです。

ふるさと納税で寄付をした際、寄附金から2,000円の自己負担額を引いた金額が控除対象となると言われていますが、収入に対して控除限度額も定められているため、みんながみんな還付されるかどうかは違ってくるんですね・・・><

そこで、住民税や所得税を多く納税している高所得者ほど、税金還付の恩恵を受けることができるんですね。

さらに、寄付金額が高ければ高いほど、返礼品も豪華になってきます。

旅行券や家電など、高額寄付となると返礼品も変わってきます。

そういう点でも、高所得者に対してふるさと納税は多大なメリットがありますよね。

うらやましい限りです・・・苦笑

まとめ

ふるさと納税が本当にお得なのかという点を中心にお話してまいりました。

ふるさと納税を考えている方は、まずご家庭の収入から寄附金限度額や控除限度額について調べてみてください。

返礼品もたくさんありますので、是非インターネットサイトでもご覧になってくださいね。

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