葬儀も四十九日も終わってひと段落。
年末に向けて喪中はがきのことを考えてみると
マナーなどが難しそうで億劫になってしまいますね。
送るときに困らないようにポイントをおさえてきましょう!
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喪中はがきの範囲は義父の場合どこまで?
喪中はがきを送る人は基本的に年賀状のやり取りのある方すべてです。
自分のプライベートやビジネス上での知人や友人、去年まで年賀状をやり取りしていた人、
ご自身が喪主であれば、故人に代わって故人の知人や友人、
故人が毎年年賀状をやり取りしていた人、
年賀状のやり取りはしていないが故人が生前お世話になっていた人、
式には参列していないが亡くなったということをお知らせしておいたほうが
良い人まで出しましょう。
訃報をお知らせするというよりは、新年の賀詞を辞退するという旨を
伝えるはがきですので、式に参列してくださった人にも送るのが基本です。
親族は訃報を知っており、自らも喪に服していて事情を知っているため
喪中はがきを省略するのが一般的なようですが、
遠縁だったため訃報を知らせていなかった方には出す場合があります。
個人用、連名用と何通りか作成する方もいらっしゃるようですが、
最近では連名で一種類にしぼってで出す方が多いようです。
家族とよく話し合って、文体を決めていきましょう。
喪中はがきの例文で義父の場合
個人で出す場合は続柄を「義父○○○○」、「父○○〇」として良いでしょう。
連名の場合は昔からの慣習により夫婦連名で手紙を出す場合には、
家長である夫の名前が前に来るのが通例です。
旦那様のお父様が亡くなった場合は続柄を「父」とし、
奥様のお父様が亡くなった場合は「義父」として、
連名で出す場合は、最後の差出人のところを
「○○(姓)○○(夫の名前)」左側に「○○(妻の名前)」とする方法が一般的です。
故人の姓が差出人である家長と違う苗字である場合はフルネームで「義父○○○○」とし、
故人と姓が同じであれば続柄と名前のみで「父○○」とするのが良いでしょう。
中には義父の表現をストレートに「義父」とすると
離婚して再婚したのちの父という意味になるから避けるべきだという意見や
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「岳父」とすると尊敬や畏敬の意味が含まれるので身内に使うのは
好ましくないという見方もあり、様々な意見があるようですが、
気になる方は、立場上は義父であっても「父○○○○」と
フルネームで表記するのも良いでしょう。
差出人と姓が違っているので、義父であることが一目でわかります。
読みやすさを優先するのであれば「夫の父○○」「妻の父○○」とするのも良いでしょう。
句読点や段落を下げる必要はありません。丁度良く文脈が途切れる場所で改行しましょう。
必要に応じて、なくなったときの歳や電話番号等も入れても良いでしょう。
以下のような具合です。
(タイトルは少し大きく)喪中につき年末年始のご挨拶を失礼させていただきます
本年〇月〇日に父○○○○が永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情を深謝致しますと共に
明年も変らぬご交誼のほどお願い申し上げます
なお時節柄一層のご自愛の程お祈り申し上げます
平成〇年〇月〇日
住所○○○○
○○(姓) ○○(夫の名前)
○○(妻の名前)
喪中はがきを出す時期はいつ?
喪に服していて、新年の賀詞を遠慮するという旨を伝えるものなので、
先方が年賀状を書き始める前が好ましいとされています。
多くの方が年賀状を書き始めるのが11月下旬から
12月中旬ころからと言われていますので、
喪中はがきを出す時期は11月中旬から12月15日までが
一つの目安とされているようですので、
12月に入ってからでも遅くはありません。
何らかの事情で12月15日を過ぎてしまった場合は、
年明けの1月7日以降に寒中見舞という形ではがきを送ります。
万が一、年賀はがきを受け取ってしまったという場合も同様に、
1月7日以降に寒中見舞で個人の訃報をお知らせするのも良いでしょう。
喪中はがきを出す前に、出す予定だった方から
喪中はがきを受け取る場合もあるかもしれません。
その場合は相手も喪中だから年賀状は来ないからいいだろうと決断をせずに、
こちらからも喪中はがきを送りましょう。
故人の遺品を整理しながら、年賀状や受け取った手紙に目を通し、
親しい人物に生前の人付き合いなどをヒアリングして、
喪中はがきを出す範囲を決めておきましょう。
まとめ
喪中はがきの歴史は、長いわけではなく
比較的近代の文化であることから、決まったマナーなどが少なく、
続柄や差出人などのルールは個人の判断にゆだねられているのが
現状のようです。
家族とよく話し合いながら決めていきましょう!
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