防災グッズをどれくらい用意すればいいか、って、悩ましくないですか?
布物はかさばるし、水は重いし。
必要なのはわかっているけれど、いざと言うときに持ち出せなかったらあんまり意味がありませんよね。
大人二人、子供二人の四人家族の場合、大きな防災グッズを持ち運べるのは大人二人。
二人で四人分を持って子供の手を引いて、となると、あまり多くを持ち運ぶことはできません。
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防災グッズのセットは家族分必要?
そもそも、人数分のセットが必要なのでしょうか。
防災グッズの中には、人数分必要なものと、一つか二つあれば事足りるものがあります。
衣類や食料品が前者、万能ナイフや筆記用具、救急セットなどが後者にあたりますね。
人数分必要でないものや、ラジオなどの子供では扱えないもの、重い食料品などは、大人が持っていればいいでしょう。
子供一人一人に必要なものは、子供本人に持たせればいいのではないか、と考えます。
子供が背負える小さなリュックを用意しておいて、その中に子どもの衣類やおむつ、お尻拭きを入れてあげましょう。大人と同じものが食べられない子供には粉ミルクやベビーフードの軽い食料も必要です。
こういう物を子供本人に持たせておくと、万が一はぐれた場合でも役に立ちます。もちろん、その子供の傍に、誰か別の大人がいればと言う前提ではありますが。
手が離れたときのためにリュックに迷子ひもを付けたり、連絡先、家族写真などをナイロン袋に入れ、一緒に入れておくこともできます。
大きな防災袋を大人の人数分、小さなリュックを子供の人数分用意しておきましょう。
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防災グッズはどこに置く?
防災グッズは、すべてをひとつにまとめてしまうと、かなり嵩張ってしまいますね。
私は防災グッズを二種類に分けています。
いざと言うときに、それだけ持って飛び出せるものを、リュックに詰めて。
これはたとえば貴重品、半日分程度の食料と水と筆記用具、ナイフやヘッドライトなどになります。
それから防災ずきん。
水もそんなに量が無いので、リュックにまとめて入れることが出来ます。
これは、下駄箱の一番上の段に入れて、すぐに取り出せるようにしてあります。
緊急に持ち出す必要はないけれど、これから避難生活が始まるぞ、と言うときに必要なものはキャリーバックに詰めて。
三日分の食料、水、着替えやラジオ、アイマスクやビニール袋、ラップ、衛生用品などです。
押し入れの下段、取り出しやすいところへ入れてあります。
あと、小さな笛を寝室に置いてます。
災害が日中ですぐ飛び出せるならいいのですが、夜に起こった場合、逃げ出せるかもわかりませんよね。
生き埋めになった場合、助けを呼ぶためには声よりも笛の方が聞こえやすいそうです。
防災グッズを車用もいる?
災害は、家にいるときにばかり起こるとは限りません。
車で出かけている最中にもやってきます。
洪水になったり土砂崩れ、道路の崩壊など。
もちろん、あれこれ考えだすとすべてに対応なんてできなくなるのですが……毎日防災グッズを背負って生活できませんからね。
けれど、トランクのある車なら、日常的に積んでいてもそれほど負担になりません。
遠出先で被災した場合でも、衣類や食料がすぐに手元にあるなら安心ですね。
また、車の利点として、数日程度の避難生活ならプライベートを保つ簡易スペースにもなってくれます。
保存のきく水や食料、携帯トイレ、毛布などなら、防災時だけではなく、渋滞に何時間も巻き込まれた場合にも役に立ちます。
ぜひ、予備の防災グッズ置き場として活躍させてあげてください。
ただ、気をつけたいのは、夏場は車内がとても暑くなること。
食料や水が腐ったり解けたりしてしまっては、役に立つどころかただのゴミです。
家ではないのでこまめにチェックするのは面倒ではありますが、食料関係には気を配りましょう。
まとめ
いざと言うときに備えておきたい防災グッズ。
でも、持ち出しにくい場所に置いてしまったり、嵩張りすぎてしまっては、いざ逃げないと!
という時になって、逆に足かせになってしまうこともあります。
何をどこに置いておけばすぐに持ち出せるのか、家族で話し合って、災害時に備えておきたいですね。
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