どんなに予防していても
かかるときはかかってしまうのがインフルエンザ。
「まさかそれが…高校受験の日だなんて!悪夢だわ!」
受験生本人はもちろん、親御さんが不安になる気持ちも
分かります。
なんでも危機管理は大事ですね。
高校受験当日にインフルエンザにかかった場合の
対処法についてまとめました。
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高校受験の当日にインフルエンザにかかってしまったら?
★まずは中学校に連絡を★
「受験当日にインフルエンザっぽいんだけど…
この場合って通っている中学校と受験する高校、
どちらに連絡するべき?!」
となりますが、ここでは中学校に連絡しましょう。
中学校では、大体の学校が
インフルエンザや体調不調の受験生がいるのを想定して、
連絡を受けたら高校に連絡をしてくれます。
何かしらの返答がある場合もあって、たとえば
・一般の受験生とは別の玄関から入ること
・保護者の待機を認めること
などの指示を受けることもあります。
★できれば親が会場に付き添う★
熱でフラフラな受験生を一人で会場に
行かせるのは少し無理があります。
自家用車でもタクシーでも公共交通機関でも、
親が付き添ってあげましょう。
親が焦ると、子供も焦ります。
移動中は安心するような言葉をかけてあげてくださいね。
★防寒対策と持ち物をチェック★
マスクを着用して他の受験生に配慮しましょう。
試験の最中は認められるか分かりませんが、
セーターやコート、ひざ掛け、カイロなど
体を冷やさないように対策をしておきましょう。
本人の体調が悪いとなると、心配なのは忘れ物です。
受験票、鉛筆、消しゴム、定規、コンパスなど
必要なものの確認も忘れずに。
★とにかく遅刻だけは避けよう★
高校受験は50分×5科目。
1時間目の科目を受験しないと、その後の科目も
受験資格がないとみなされてしまいます。
熱でぐったりとしている我が子を病院に行かせずに
そのまま受験会場に連れていくのは、断腸の思いですが、
試験はその日1回きりなのです。
本人は全力を出せず悔しい思いをするかもしれませんが、
勝負をせずに終わってしまうと、
のちのちもっと悔しい気持ちになるのです。
「熱でフラフラだったけど合格した」
「具合が悪すぎて受験どころではなかった」
と、いろいろなケースを耳にしますが
とにかく受験することを最優先に考えましょう。
★数日前にインフルエンザが発覚した場合は★
受験の数日前に熱が出たり、
インフルエンザの症状が出た場合は
病院に連れていきますね。
その時にお医者さんに当日のことを伺っておきましょう。
お医者さんによっては
リレンザやタミフル、イナビルを処方してくれたり、
普通の風邪なら解熱剤を処方してくれたり、
当日のために何かしらの対処をしてくれます。
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病院はもちろんですが、
かかったことが分かったら中学校への連絡も忘れずに。
症状の報告はもちろん、
どうしたらいいか先生に伺っておきましょう。
高校受験に追試はあるの?
★基本的に追試はない★
公立高校の場合、全国どこの高校も
基本的にインフルエンザによる追試はありません。
2010年に一度、インフルエンザが大流行したときだけ、
30の道府県で追試がおこなわれましたが、
残りの17都府県ではおこなわれませんでした。
過去の事例を踏まえて、よっぽどのことがないかぎり、
インフルエンザによる追試はないようです。
★やっぱり予防が大事★
予防をしていてもかかるときはかかってしまうのですが、
出来ることはやっておきたいですね。
・うがい手洗いを徹底する
・外出のときはマスクをする
・インフルエンザや風邪の家族がいる場合は、
隔離して、共用物は除菌する
・予防接種をする
・インフルエンザの予防薬を処方してもらう
受験生の場合、予防接種は必須です。
学校にインフルエンザの人がいると
もらってきてしまうこともありますし、
勉強のために夜遅くまで起きていて、
更にストレスもたまると体が弱りがちで
普段よりもかかりやすくなっています。
★予防していても心配という方は★
「予防をしていても、
毎年インフルエンザにかかるのよ…」
という方は、インフルエンザ予防薬を
処方してもらうという手もあります。
先に挙げた抗インフルエンザ薬は、
インフルエンザにかかっていなくても予防目的として
10日間限定で処方してもらえます。
実際にはインフルエンザにかかっていないため、
治療目的には該当しないので自費で全額負担になります。
かかりつけのお医者さんとよく相談して
対策を打っておきましょう。
高校受験を別室受験することはできる?
★多くの学校が対策をしています★
多くの学校ではインフルエンザにかかった受験生のために
別室受験、もしくは保健室受験で対応しています。
インフルエンザを他の受験生に移さないためというのが、
第一の目的ですので、他にインフルエンザの人がいれば
別室にて複数人で受験ということも考えられます。
ある学校では
・インフルエンザの受験生の部屋
・風邪、その他体調不良の受験生の部屋
と、インフルエンザ感染を防ぐために
分けている学校もあるそうです。
★しかし、それが認められない学校も★
県や学校によっては、よっぽどの急病でない限りはNG、
インフルエンザで外出禁止になっている受験生は
棄権扱いとする、というところもあります。
ここは学校や県の方針によるようです。
★とりあえずは問い合わせを★
受験要項に
「インフルエンザの場合は別室での受験は認めません」と
書いてある学校もありますが、
とりあえずはダメ元で連絡を入れてみましょう。
インフルエンザにかかる受験生は
一人や二人ではないはずですので
もしかしたら、何かしらの対応をとっているかもしれません。
まとめ
「受験は一人の戦いにあらず、家族の戦いなり」
このようなことをテレビで教育ママが言っていました。
戦い方はそれぞれであっても、ベストな状態で
受験に臨めるようにサポートしてあげたいですね。
予防をしっかりとして、当日かかってしまったことを
想定しながら、受験に備えましょう。
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