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花粉症対策で鼻水の点鼻薬【うまく点鼻するコツはコレ!】

投稿日:

tenbiyaku
鼻づまりで困ったときに「シュッ!」。

花粉症の方には手放せない存在、点鼻薬。

しかし、子供や妊婦は使って大丈夫なの?

ずっと使っていて弊害はないの?

いろいろな疑問が浮かんできますね。

点鼻薬についてまとめました。

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鼻水の点鼻薬のおすすめは

★市販の点鼻薬★

多くの市販の点鼻薬には血管収縮剤という成分が含まれていて、それが鼻粘膜を収縮させることによって鼻づまりを軽減する仕組みになっています。

一回「シュッ!」とすれば速攻性があり、しばらく効き目が持続して快適に過ごせるのですが、毎日何度も使っていると逆効果なことがあります。

例えばこんなものです。

・だんだん効かなくなってくる

・逆に鼻粘膜が腫れて鼻水がたくさん出る

・依存性があって、手放せなくなる

用法・用量の欄に

「一日2回、2週間以上の連続使用は避ける」

というようことが書かれているので、個人差はあれどそれを守ることで防ぐことができます。

実際に鼻粘膜が腫れてしまった…というときは使用をやめて、病院で診てもらい自分に合った薬や点鼻薬を処方してもらいましょう。

ここまでくると

「血管収縮薬入りの点鼻薬怖い…」

となってきますが、市販薬の中にも血管収縮薬が含まれていない点鼻薬もあります。

・サジテンAL

(こちらの商品には血管収縮薬が含まれていません)

・パブロン点鼻クイック

(こちらの商品には血管収縮薬が含まれていますが、同じ大正製薬から出ているパブロン点鼻Zには血管収縮薬が入っていません)

・ナザールAR

(血管収縮薬が含まれていません。ステロイドをベースにして作られた点鼻薬ですのでそのため副作用が少ないのが特徴です。)

★病院で処方される点鼻薬★

処方薬の点鼻薬には以下の通りです。

・ステロイド点鼻薬
・抗アレルギー点鼻薬
・抗ヒスタミン点鼻薬
・血管収縮薬

診断結果をもとに、本人の症状に合ったものを処方してくれます。

先に挙げたように血管収縮薬が含まれている点鼻薬で逆に悪化してしまうことがあるため、副作用の少ないステロイド点鼻薬を処方されることが多いようです。

ステロイドというとオリンピックのドーピングに使われるイメージがあって怖いと思うかもしれません。

ステロイドと一口に言っても、ドーピングに使われる筋肉増強剤に含まれるのは性腺ホルモンで、花粉症の治療に用いられるのは副腎皮質ホルモンと全くの別物です。

副腎皮質ホルモンにも副作用はあるのですが、点鼻薬に含まれるステロイドは少量のため体内に吸収されて副作用が起こることはほとんどありません。

一昔前までステロイド点鼻薬は、病院で処方してもらわなければ手に入りませんでしたが、現在はスイッチOTCにより市販でも買えるものがあります。

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子供の鼻水にいい点鼻薬は?

★市販のものは避けたほうが良い★

体の小さい子供は大人に比べて副作用が出やすいので先に挙げたような血管収縮薬が含まれる市販の点鼻薬を使うのはおすすめできません。

7歳未満の子供には市販の点鼻薬はやめたほうが良いと言われています。

場合によっては意識障害や痙攣などを引き起こすこともあるそうです。

病院で処方してもらえば3割負担で安くなりますし、ここはお医者さんに診てもらって処方してもらいましょう。

★子供に点鼻するときのコツ★

鼻に点鼻したときの違和感はもちろん、とんがったものを鼻に突っ込まれるのは子供からすれば恐怖ですので、嫌がるお子さんも多いかもしれません。

通常の方法が困難なときはこんな方法があります。

・寝ているときに点鼻する

・容器を逆さにして液状にして鼻に流し込む

・脱脂綿やティッシュに染み込ませて鼻の奥に塗る

あまりに子供が嫌がって点鼻できないという場合には飲み薬などでも同じ効果が得られる薬があればそちらを処方してもらえる場合もあります。

妊婦でも使える鼻水の点鼻薬は?

★妊娠性鼻炎とは★

「今まで花粉症にかかったことがなかったのに妊娠してからやたらくしゃみや鼻水が出る…」

「妊娠してから花粉症が前よりひどくなった…」

このように感じたら、もしかしたら妊娠性鼻炎かもしれません。

妊娠性鼻炎の原因はホルモンバランスの変化が大きくかかわっていると言われています。

ホルモンバランスの変化によって鼻粘膜が炎症を起こして、くしゃみや鼻水がとまらなくなります。

妊娠初期から、長い人だと妊娠数週間後まで続きます。

出産したあとに、ホルモンバランスが元に戻れば妊娠性鼻炎はおさまると言われています。

★点鼻薬は使っていいの?★

妊娠初期は抗アレルギー薬などの飲み薬の使用にも制限があるし、手頃に手に入る市販の点鼻薬を使いそうになりますが、それはやめたほうがよいです。

産婦人科によって違いますが妊娠初期は使用を控え、妊娠中期から使用可としているところが多いようです。

特に妊娠2か月頃、絶対感受期という薬の作用に最も敏感な時期の使用は点鼻薬に関わらず、あらゆる薬がNGとされています。

ここはかかりつけの産婦人科の先生に相談しつつ、薬を使わずにできる対策をとりましょう。

薬を飲まずにできる対策はこちらです。

・鍋や器に熱湯を移し、蒸気を吸引する

・目と鼻の上に温めたおしぼりを置く

・ペパーミントやユーカリなどのアロマを焚く

まとめ

病院に行く時間がなかったりすると、市販のものに頼りたくなりますが、市販の点鼻薬は意外と割高ですし、いっそのこと病院に一度かかってみて自分の症状を詳しく知ってみるのも一つの手ですね。

点鼻薬を正しく使って対策をとりましょう!

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