灯油を畳にこぼしてしまったことはありますか?!
フタをキッチリと閉めていなかったり、灯油缶を運ぶ時にこぼしてしまったりと、日常的に起こるアクシデントの一つかもしれません。
今回は、万が一灯油を畳にこぼしてしまった時、どうのように処理をすれば良いのか検証していきます。
灯油をこぼして時間が経っていても出来る対処方法や、シミが出来てしまった時の処置を見ていきましょう。
また、灯油の臭いを消す方法をご提案しています。
ぜひ参考にしてください。
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灯油を畳にこぼした場合はどうしたらいいか?
先ず、灯油はガソリンのように引火性が高くないので、火元にだけ注意すれば慌てずに処理する事が出来ます。
もちろんタバコはNGです。
ガスコンロやキャンドルなど火元は全て消します。
その後、以下のような順番で処理していきましょう。
①窓を開けて喚起します。
寒いかもしれませんが、灯油は頭痛や中毒の原因になります。
②ペットシーツ・ペーパータオルや要らなくなった布などで液体部分を出来るだけ吸い取ります。
③粉末を振りかけて畳の目などの届かない所に染み込んだ灯油を吸い出します。(粉末洗濯洗剤・塩・クレンザー・小麦粉など)
④しばらく置いてから掃除機で粉ごと吸い取ります。
⑤熱湯か牛乳で湿らせて堅しぼりをした雑巾で拭いていきます。(どちらも油分を分解するのに有効です)
⑥乾いた雑巾で拭き取っていきます。
⑦⑤と⑥を繰り返し何度かします。
その後、喚起に気を付けて風通しを良くした状態で、1週間もすれば臭いもきれいに取れます。
注意する点として、最初から濡れた雑巾で拭くと灯油がどんどん畳の目に入って取れなくなってしまいます。
吸収するのが先決です!
灯油が畳にしみになってしまったら?
シミになってしまった畳はその程度によって対処方法が変わってきます。
■比較的新しい
・粗塩または小麦粉をたっぷりとかけて畳の目に沿って刷り込んでいきます。
(この時に井草を傷めないように注意しましょう)
・掃除機で掻き出すように吸い取ってシミごと取り除いていきます。
・お天気の良い日に、天日干しに出来るようであれば畳を丸一日干します。
■新しいけど範囲が広い
・粗塩をたっぷりと掛けて先ず水分を出来るだけ吸い込みます。
・ブラシで畳の目に沿って刷り込んでいきます。
・しばらく置いてから掃除機で粉ごと吸い込みます。
・その後、堅絞りした雑巾と乾いた雑巾で交互に拭いていきます。
・天日干しが出来れば干して完全に乾かします。
■少し前に出来た
・漂白剤(ワイドハイター・しみ抜き洗剤など)を同量の水で薄めたものを布に染み込ませて拭いていきます。(色落ちが見られるようであれば即ストップです!)
・天日干しもしくはドライヤーで乾燥させます。
■ずいぶん昔に付いた
上記の要領でシミ抜きしてみるか、業者に依頼します。
畳を買い替える事も考慮に入れておきましょう。
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灯油にこぼした畳のにおい消しの方法は?
灯油のアノ臭い臭いを取るのに一番手っ取り早い方法は、換気です。
ファブリーズなどの消臭剤は臭いを混ぜるだけで、消臭に効かないと言われています。
気化してくれれば、一週間ほどで臭いが消えてくるでしょう。
ただ、今すぐ消したい臭いの場合は次のような順序で臭いを取っていく事も出来ます。
試してみてください。
①窓を開けて喚起します。
②上記の要領で灯油の処理をしてから、雑巾にサラダ油かオキシドールを染み込ませて畳を目に沿って拭いていきます。
③その後、部屋の温度を上げるか、ドライヤーで油分を気化させていきます。
④乾かしながら、乾いた雑巾で押すように拭いていきます。
⑤新聞紙を敷いて、茶殻かドリップ式コーヒーの出涸らしを撒いておきます。(どちらも脱臭の効果が期待出来ます)
⑥しばらく置いてから掃除機で吸い取ってきれいに片付けます。
消臭という分野では換気・出涸らし・天日干しが最も効果的であると言われています。
手に付いた灯油の臭いも、石鹸の前にサラダ油で手を洗うと取れますよ!
まとめ
いかがでしたか?
いざという時に焦って濡らしてしまうと水のシミも出来てしまうので、先ずは水分を取る事だけ覚えておきましょう。
それから、シミ抜き・消臭です。
コーヒーの出涸らしは玄関に置いておいても靴箱の消臭になるので便利ですよ。
リサイクルの力ですね!
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